「街中がキャンパス」「誰でも先生、誰でも生徒」をテーマに活動をする「大ナゴヤ大学」は9月12日、ほとりすなごや納屋橋(名古屋市中区栄1)で開校式を開く。
東京・渋谷を中心に展開する「シブヤ大学」の姉妹校としてスタートする大ナゴヤ大学はこれまで、名古屋について考える会「Think Nagoya」や、オープンキャンパスと称した3つのプレ授業などを開催してきた。9月12日の開校式以降は、毎月第2土曜日に名古屋を中心とした各地でさまざまな「授業」を展開していく。
各活動で生徒登録数を着実に増やし、現在では約540人の生徒が登録している。開校式では、名古屋市内のさまざまエリアで8つの授業が同時にスタート。17時までに開校式会場であるほとりすなごや納屋橋に集まり、各授業のシェアリングを行なうほか、開校記念パーティーも開催する。
「名古屋のB級スポットの紹介や、アートについての授業、街中に生える雑草についての授業や、円頓寺や覚王山など商店街についての授業、小倉トーストや有松絞りについての文化的な授業から、堀川から繋がる名古屋の歴史の授業など広がりのある内容がそろった」と笑顔を見せるのは、大ナゴヤ大学の学長を務める加藤慎康さん。
「開校式の企画が固まるまで苦節9カ月。スタッフの協力はもちろん、多くの方からの応援の言葉やご支援をいただくことでやっとここまでこれてうれしい」と安堵の表情を見せる。「開校式では、8つの授業でまさに『街中がキャンパス』ということを実現することができる。またシェアリングでは生徒だった参加者が発表することで、先生になり代わる。これは『誰でも先生、誰でも生徒』というもう一つのコンセプトを体現するもの」(同)。
現在、開校式への参加者を募集している。「各授業とも参加者は10人程度になるため、参加者は抽選になってしまうかもしれない」とうれしい悲鳴も。「これからは毎月授業を開始していく。これからが本番なので10月以降にぜひ期待してもらいたい」と意気込む。
開校式参加の応募はホームページから。今月4日まで。