サカエ経済新聞の2010年の年間PVランキングの1位は、「セントライズ栄に無料おかきカフェ『播磨屋ステーション』－売り場も併設」が輝いた。ランキングは今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

　おかきの試食コーナーに併設する形で休憩スペースを広くとり、無料でドリンクも提供している同店は、長引く不況の中、中高年層を中心に根強い人気を誇っている。2位には「神戸の人気ドーナツ専門店『はらドーナッツ』－栄に名古屋2号店」、3位には「外国語FMラジオ放送『RADIO-i』が閉局発表－リスナーから惜しむ声相次ぐ」が続いた。

　10位までのランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1.セントライズ栄に無料おかきカフェ「播磨屋ステーション」－売り場も併設（3/9）
2. 神戸の人気ドーナツ専門店「はらドーナッツ」－栄に名古屋2号店（2/9）
3. 外国語FMラジオ放送「RADIO-i」が閉局発表－リスナーから惜しむ声相次ぐ（6/16）
4.ラーメン激戦区・大須に「ドロ系」ラーメン店－横浜「日の出らーめん」からのれん分け（6/8）
5. メードの「おっぱいプリン」－大須おみやげカンパニーが新商品（10/21）

6. 「音楽よ永遠に」－外国語FMラジオ放送「RADIO-i」が閉局（10/1）
7. 「ぴあ中部版」が休刊、CATV局と業務提携し月刊フリーマガジン化（6/17）
8. 大須にラーメン店「麺や猿」－名古屋人の口に合わせメニュー作り（3/2）
9. ラーメン激戦区・大須に新店－煮干しラーメン「麺や 六三六」（1/6）
10. レインボー・チューリップ、栄の生花店に入荷－初日は即日完売（2/2）

　今年は、名古屋を中心に東海エリアへ情報を配信していたメディアが大きく動いた年になった。中でも外国語FMラジオ放送「RADIO-i（レディオ・アイ）」の閉局は、全国で初めてのコミュニティーFM以外のラジオ局の閉局ということから大きな注目を集めたほか、リスナーからもツイッターなどで多くの惜しむ声が寄せられていた。閉局発表時と閉局当日の様子を伝えた記事が2本ともランクイン。閉局当日の記事は、10月の配信にもかかわらず6位に着けた。また「ぴあ中部版」が休刊、「月刊ぴあ×starcat東海版」と名前を変え、地元ケーブル局のテレビガイド誌と同梱宅配を開始したことも大きな話題となり7位にランクイン。同コラボは、長引く雑誌不況の新たな切り札として注目を集めている。

　そのほか、大須商店街のさらなる活性化を狙い、独自のみやげ企画を展開する「大須おみやげカンパニー」が開発したプリンの記事「メードの『おっぱいプリン』－大須おみやげカンパニーが新商品」は5位にランクイン。萌え系のイラストと裏腹な大胆な仕掛けに注目が集った。4位、8位、9位には大須周辺のラーメン店の話題がラインクイン。ラーメン激戦区の大須周辺は相変わらず激しい動きを見せた1年だった。10位のレインボー・チューリップの記事は、珍しさからその写真に注目が集り、見事ランクインを果たした。

　ランキング外では、ココ壱番屋矢場町店が限定販売したハンバーガー「ココ矢バーガー」の話題が11位に着けた。そのほか、エヴァンゲリオンのコスプレバーが12位に、ツッパリ焼肉店「男の勲章」が13位に着けたほか、来年オープン予定の世界最大級のプラネタリウムの工事過程を伝える記事も14位に着けた。2011年も広域栄圏の動向をいち早く伝えていきたい。