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名古屋ボストン美術館でファッション企画展-シャネルなどの魅力に迫る

写真=アーノルド・スカージ「アンサンブル」1958年秋冬 Photograph © 2012 Museum of Fine Arts, Boston.

写真=アーノルド・スカージ「アンサンブル」1958年秋冬 Photograph © 2012 Museum of Fine Arts, Boston.

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 名古屋ボストン美術館(名古屋市中区金山町1、TEL 052-684-0101)で3月17日、ファッションの魅力に迫る展覧会「What’s an Icon of Style? 時代を彩るファッション」が始まった。

展示作品のひとつ、クリスチャン・ラクロワ(ジャン・パトゥ社)「ドレス『目隠し鬼さん』」

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 同展では、シャネルやクリスチャン・ディオール、ジバンシイのオートクチュール、ダイアナ妃やハリウッド女優の華麗なドレスのほか、オードリー・ヘップバーンやジャクリーン・ケネディ、マドンナらのセレブリティーをモデルにした写真やイラストレーションなどを展示。米国ボストン美術館が所蔵する156点の作品を通してファッションの魅力を紹介している。

 3部構成で展開する同展。第1章は「クリエーション:デザイナーの芸術作品」と題し、ジョン・ガリアーノ、カール・ラガーフェルド、アレクサンダー・マックイーン、山本輝司、スカージらがデザインした数々のドレスを展示している。第2章では、「コラボレーション:デザイナーとセレブリティー」と題し、ダイアナ妃やハリウッド女優たちが着用した、クリスチャン・ディオール、シャネルなどのドレスを展示。「リクリエーション:ファッション写真とイラストレーション」と題された第3章では、1920年代から近年までのファッション写真やイラストレーションを通して、ファッションのイメージの変遷をたどる。

 「展示では、実際にランウェーを歩いた有名ブランドのドレスを通して、デザイナーの創造力や熟練した技術の素晴らしさを間近でご覧いただける機会」と紹介するのは、同館広報担当の佐々木さん。「『美術館でファッション展?』と驚く方もいらっしゃるかと思うが、実は美術館での本格的なファッションの展覧会は東海地方で初めての試み。ファッションに興味のある女性や、ファッション関係を勉強中の学生さんはもちろん、多くの方に、単に身にまとうだけではない、芸術作品であるファッションの世界をお楽しみいただけるよう企画した」と話す。会場ではショーの映像も流す。

 4月14日には、「an・an」(マガジンハウス)創刊に携わり、現在はファッションディレクター・編集者として活躍する原由美子さんを招き、「時代を越えて愛されるスタイルの秘密」を紹介する講演会「エレガンスの秘密―オードリー・ヘップバーンとジャクリーン・ケネディ」を開く。

 開館時間は、火曜日~金曜日=10時~19時、土曜日・日曜日・祝日=10時~17時。休館日=月曜日。入場料は、一般=1,200円、シルバー・学生=900円、中学生以下=無料。5月27日まで。

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