「名古屋おもてなし武将隊」が現在、織田信長ら5人が3月31日で卒業（雇用契約終了）することに伴い新規メンバーを募集している。募集しているのは織田信長、豊臣秀吉、前田慶次、陣笠隊2人の計5人。書類選考後、4月中旬に面接・オーディションを行い、5月下旬から新しい武将隊として活動を始める予定。

　「名古屋おもてなし武将隊」は名古屋市の観光PR活動を目的に2009年に結成。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、前田慶次、加藤清正の6武将と、陣笠隊4人に扮（ふん）したメンバーが、名古屋城内で「おもてなし」と呼ばれる観光案内や演武などを行うほか、名古屋市内外の多くのイベントに参加している。4月以降、現在の名古屋市から、広告代理店「三晃社」（名古屋市中区錦3）に運営が移管される。

　募集する人物像は、観光や歴史、文化、まちづくりに興味のある人、日本古来の伝統芸（茶道、殺陣、日本舞踊、書道、華道など）が得意な人。過去に劇団に所属していた人、お笑い芸人、ダンサーなど一芸を持っている人などに期待しているという。

　名古屋おもてなし武将隊事務局は「一番大事なのは、やる気と熱い気持ち。演劇などの経験がまったく無くても、やる気のある人は吸収が早く伸びていく。真っすぐで、武将隊として何かを成し遂げたい人に応募してほしい」と多くの応募を呼び掛ける。応募受け付けは4月6日（当日消印有効）。詳細・問い合わせ先はホームページで確認できる。