栄の愛知芸術文化センター(名古屋市東区東桜1)で7月14日、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」の各種イベントや会場風景を撮影する「あいトリ写真部」の結成式が行われた。
「あいトリ写真部」は、2013年に愛知県で開催される同芸術祭の情報や魅力を写真で伝えていくことを目的に結成された応援チーム。6月から公式ホームページで募集を始めたところ、3日目で募集定員の100人を超え、合計111人が「部員」に決定した。
芸術祭本番や、それに先駆けて開催される各種イベントなどの様子を撮影し、写真を部員自身のブログ、ツィッター、フェイスブックなどで発信することで、トリエンナーレを盛り上げていく。写真は公式ホームページでも紹介する。
結成式では部員に芸術祭の開催概要、テーマなどを説明。五十嵐太郎芸術監督はビデオメッセージで「写真は撮影している人が何を見て、何を面白いと思ったかがストレートに伝わるメディア。多くの目でトリエンナーレを撮影してほしい」と呼び掛けた。
この日は、講師に愛知県出身の写真家、秦義之さんを迎えての写真講座も開催。秦さんは肖像権やカメラの基礎などについて解説し、写真を使って人や街と積極的にコミュニケーションをとることの楽しさを部員に伝えた。
写真部の本格的な活動は、8月10日に同センター2階で開催される開幕1年前イベント「けんちく体操ワークショップ」の撮影からになる予定。ワークショップでは建築物の写真スライドを見ながら参加者が思い思いの体操でその形や印象を身体で表現。芸術祭の大きなテーマの一つ「建築」の見方や楽しみ方を体感できる。事前申込制で参加無料。8月7日まで公式ホームページで募集する。