カムカムミニキーナがテレピアホールで公演-八嶋智人さんが来名

来名した八嶋智人さん

来名した八嶋智人さん

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 劇団「カムカムミニキーナ」が11月23日、テレピアホール(名古屋市東区東桜1、TEL 052-954-1161)で舞台「ひーるべる」を上演する。公演に先立ち出演の八嶋智人さんが来名し、会見を開いた。

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 カムカムミニキーナは脚本、演出を担当する松村武さん、八嶋さんらが1990年に旗揚げした劇団。以降、20年以上にわたり精力的に活動を続けている。

 「ひーるべる」は古事記をベースに描かれた後悔と復讐(ふくしゅう)の物語。「ひーる」とは悪役の呼称、古事記の蛭子(ひるこ)様、癒やしなどに通じ、「べる」は鐘の意味。陸の「るーる」と海の「ひーる」、それぞれに王がいる対極の2つの国を舞台に描かれる神話的な群像大河ドラマ。

 八嶋さんは「国を乗っ取ろうとする人間や、神の領域に近づいていこうとする勢力、黄泉(よみ)の国なども舞台になる神話的な作品。僕の役は、とある漁村の漁師頭で普通の人間。人間の業を背負っている役なので、愚かさも含めてチャーミングに演じることができればと思っている」と話した。オリジナルの歌謡や舞などミュージカル的な魅力もある作品だという。

 「脚本の松村は、ここ数年、古事記をベースにした物語に挑んでいる。古事記に書かれていることの背景には、本来の日本人はこうだったのではないかという哲学が見える。それは負けていったもの、消え去っていったものへの鎮魂の思い。本来の日本人は、敗れたものを無いものにせずに心情的に浄化するシステムを持っていた。それをテーマに松村なりの新しい物語を紡いでいる」と八嶋さん。自身も古事記を読んでいるという。

 結成22年。旗揚げから看板役者として劇団と共に歩んできた八嶋さん。ドラマ、映画、バラエティーなど活動の場が広がり、多忙になっても同劇団の舞台への出演を大切にしている。「カムカムでの活動を無くすと、俳優として根なし草になる気がする。僕の志向を作ってきたもので、自分が進化していくのに一番いい場所。公演は毎年、楽しみだが、キャスティングしてもらえるか恐怖心がある。今は若手の方が松村の作品に携わっている時間が長い。カムカムの公演では僕が追い付いていかねばならない」と笑顔。自身への演出が一番厳しいとこぼす場面も。

 最後に八嶋さんは「この物語に入り込めば、持っている価値観を一度捨て去り、帰り際にはたくさんのことに目を向けられるような感覚になるはず。神話的な世界だが、役者の声がでかくて、汗をいっぱいかく芝居。観客も巻き込まれてほしい。観劇を終えた皆さんに、たくさん話をしてもらえる作品にしたい」と来場を呼び掛けた。

 開演は13時、18時。料金は4,000円。18時の回終演後には、演劇ユニット「SCANP」の憲俊さんをゲストに招いてアフタートークを開催する。問い合わせは東海テレビ放送事業部(TEL 052-954-1161

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