名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)から「もちの木広場」一帯がイルミネーションで彩られるイベント「NAGOYAアカリナイト」が12月1日に始まった。
開府400年を記念して2010年より開催されている同イベント。今年は、テレビ塔下に3万球のLEDを使用した「イルミネーションシャンデリア」を飾り、さかえ川からもちの木広場までを「イルミネーションアベニュー」として、4万5000球ものLEDが冬の街を幻想的な風景に変えている。
会期中は、テレビ塔下、さかえ川周辺、もちの木広場でさまざまなイベントを開催。初日の1日には、エシカル・コーディネーターの原田さとみさんプロデュースによる、ファッションとLEDを組み合わせたファッションショー、8日には学生組織「Candle Night Nagoya」実行委員会が主催する東日本大震災の追悼イベントが行われた。
15日からは、LED1万2000球を使った全長7メートルの立体ツリー「トライアングルツリー」が登場。同日、「アカリのコンテスト」も始まり、名古屋市立大学芸術工学部の学生による全21点のあんどんを使った作品が展示されている。点灯時間になると、テレビ塔下で投票用紙が配布され、気に入った作品に投票できる。コンテストは24日まで行われ、25日に入賞作品が発表される予定だ。
24日にはセントラルパークと南山学園精霊中学・高校主催によるクリスマスキャロル「EVE,My青春」も開催予定。
テレビ塔の担当者・辻さんは「近年、名駅に比べ、栄エリアのにぎわいが寂しくなっている。アカリナイトのようなイベントを開催することで、栄にもたくさんの人が訪れてほしい。名古屋の冬の風物詩になれれば」と期待を込める。
点灯時間は17時30分~23時。来年2月17日まで。