センチュリーシネマで映画「もらとりあむタマ子」公開-山下敦弘監督が来名

来名した山下敦弘監督

来名した山下敦弘監督

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 栄の映画館「センチュリーシネマ」(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8580)で11月30日から、映画「もらとりあむタマ子」が公開される。公開に先立ち、山下敦弘監督が来名し、会見を開いた。

センチュリーシネマで公開される「もらとりあむタマ子」

 同作は大学卒業後に父が独り暮らしをする実家に戻り、仕事をせずに過ごす女性のぐうたらな日々をコミカルに描いた物語。AKB48を卒業後、女優として話題作への出演が続く前田敦子さんが主人公・タマ子を演じる。

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 山下監督は愛知県半田市出身。「リンダ リンダ リンダ」「天然コケッコー」などで注目を浴び、「マイ・バック・ページ」「苦役列車」など力作を発表し続けている。

 タマ子(前田さん)は東京の大学を卒業したものの、父がスポーツ店を営む実家に戻り、家事を手伝うこともなく、就職活動をするでもなく、だらだらと日々を過ごす。就職活動を促す父の言葉にも「その時がきたら」と言い返し、食べて寝るばかり。秋から冬、春、夏と季節が移りゆく中、タマ子の気持ちも少しずつ変化していく。そんな中、父に再婚話が持ち上がり、彼女の心は激しく揺れ動く。

 もともとは音楽専門チャンネルのための30秒のイメージスポット映像から始まった企画。監督は「前田さんという女優で何かをやるというところから始まった。秋と冬を撮ってから、プロデューサーに映画にしようと言われ、その後、春、夏と撮影した。釜山国際映画祭に出品されるような映画になって、自分が一番びっくりしている。季節とともに順を追って9カ月かけた作品なので、子どもたちは成長しているし、前田さんも変わっているのが映っている。みんなが自由な現場で、すごく不思議な映画になった」と経緯を語る。

 前田さんが監督の作品に出演するのは「苦役列車」に続いて2度目。「初めて会うまでは『AKB48のセンター』というアイドルのイメージしかなかったが、最初から凄く堂々としていた。前田さんは、いい意味で自我が薄く、見てほしいという押しつけがましさがない人。今まで会った役者さんの中では珍しい。自己主張は少ないけれど、女優をやりたいのははっきり伝わる。発信するものが少ないから、こちらが語りたくなる」と魅力を語る。

 監督は「大卒で無職といったタマ子の設定は、前田さんありきでキャラクターをつくる上で出てきたもの。前田さんには、なついているのか、いないのか分からない猫のような気ままなところがある。親子の物語として見ていただくのもよし、動物みたいにごろごろしているタマ子の1年間を見ていただくのもよし。楽しんでいただけたら」と多くの来場を呼び掛けた。

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