栄のギャラリー「アートスペースA-1」(名古屋市中区栄1)で4月29日から、若手カメラマンを支援する写真展「REAL PORTRAIT NAGOYA NEXT(リアル・ポートレート・ナゴヤ・ネクスト)」が開催される。主催は「フォトサークルNGP」(同区錦3)。
4回目の開催となる同展は、人物を撮影したポートレート作品約150点を展示する。出展者はプロ・アマチュア合わせて27組28人。今回は、若手の発掘と自由な写真の公表の場を提供することが目的。20~50代のカメラマンが参加する。20代の若手カメラマンは全体の半数以上で17人。
「今までの展示を通して若い世代の方からも『展示会に参加したい』との多数の声を聞いていた。われわれとしても固定されたメンバーでの型にはまった展示会にしたくない、という思いも強くあった」と話す同展担当者。「『ポートレートは、もっと自由になる』というテーマとともに、若手とベテラン、お互いに刺激し合える展示会が開催できたら面白いと考えた」
若手カメラマンの支援として、若手枠=4,000円、ベテラン枠=17,000円に出展料を設定して参加を募った。「学生やフリーターから、金銭面で参加費用がネックとなり申し込みできないと聞いていた。今回は一律価格ではなく、若手は参加しやすいような価格設定にし、ベテランは若手を支援していただく形にしている」とも。
ほかにも、新入社員などで時間の調整が難しい出展者のために、搬入出の代行を同展スタッフで行ったり、初めての展示会で準備に困っている若手には個別に相談に乗ったりしながら準備を進めている。
「ポートレートという枠の中、アートであれば何でもアリ。まあ、これはいつもと同じですが(笑)。若いメンバーの自由で縛られない作品たちを見てやってください」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~18時30分(最終日は17時30分まで)。5月4日まで。