SMBCパーク栄(名古屋市中区錦3)で1月25日、フェアトレードとオーガニックコットンがテーマのワークショップ&トークイベント「コットンのやさしい気持ちプロジェクト 児童労働のないオーガニック・コットンへの挑戦!」が開催される。主催はフェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)。
同イベントは、労働・自然環境問題に対して、オーガニックコットンを通じて解決した事例を紹介し、一般的な生産現場や流通における社会的・環境的負荷について問題提起する。さらに、オーガニックコットンをフェアトレードで流通させる企業が、商品開発やブランド展開するときに起きる問題や苦労を、今までにどう乗り越えてきたかを紹介する。
当日の総合司会を務めるFTNN代表の原田さとみさんは「それらの解決策を自分たちにも取り組むことができるのだと、多くの人に知ってもらいたい」と話す。
第1部では、参加型コットン・ワークショップ「このTシャツはどこからくるの?~ファッションの裏側にある児童労働の真実~」を開く。インドから日本に製品が届くまでの道のりや関わる人を紹介し、日本とインドとのつながりや影響を体験することができるという。
第2部では、NPO法人「ACE」の成田由香子さんによる講演「児童労働のない社会を築くために~ピース・インド プロジェクト報告」。続く第3部では、フェアトレードのオーガニック・コットン商品を開発する興和の稲垣貢哉さんによる講演「やっぱり『わた』が好き!~興和のオーガニック・コットンへの挑戦」を行う。
第4部では、フェアトレード情報を掲載する名古屋のフリーペーパー「惣sou(ソウ)」編集部による「優しさ紡ぐトークセッション」。コーディネーターは、フェアビーンズなごや地球ひろば店(中村区平池町4)店長の北奥順子さん。
原田さんは「フェアトレードの概念を知らない人たち、お買い物をすることが好きな人たち、日ごろお買い物をする人たち。家庭科や総合的学習などの授業で児童労働や衣服の課題を伝えたい先生方、コットンを原材料として使っているアパレル関係者の皆さま、児童労働やインド・子どもの権利に関心のある人々にぜひ参加してほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は13時~16時。参加無料。