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名古屋の市民団体が冊子「地球とのフェアトレード」出版

原田さとみさん

原田さとみさん

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 名古屋でフェアトレード活動に取り組む団体「フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)」(名古屋市東区上堅杉町1、TEL 052-962-5557)が「地域と世界を、そして今と未来をつなぐ、地球とのフェアトレード」を発行し、販売を始めた。

「地球とのフェアトレード」

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 2013年1月に発足した同団体は、フェアトレードを促進するイベント開催や名古屋市のフェアトレードタウン運動を推進。「名古屋をフェアトレードタウンにしよう会」「中部フェアトレード振興協会」「フェアトレードタウンなごや推進委員会」「認定NPO法人 アジア日本相互交流センター・ICAN」の4つの市民団体が中心となって、地域の市民、学校、企業、行政、NPO・NGOに参加を呼び掛ける。

 同冊子のキーワードは「生産者」「消費者」「地域」。それぞれの立場から考えるフェアトレードについて、写真やイラストを交えて紹介する。

 主な取扱店は「Ethical Penelope(エシカル・ペネロープ)」(中区錦3)、「フェアビーンズ なごや地球ひろば店」(中村区平池町4)、「フェアトレード・ショップ 風”s」(東区上堅杉町1)、「フェアトレード&エコショップ オゾン」(同区東大曽根町40)。

 編集に携わった同団体の原田さとみさんは「タウン運動なしではフェアトレードは語れないほど、地域とのつながりは大事なこと。この冊子の表紙と裏表紙には、愛知県新城市の田んぼと青空が写っていて、そのことを表している」と話す。「FTNNでも、名古屋テレビ塔下でツキイチ・マルシェというフェアトレード・マルシェを毎月定期的に開催するなど、まちづくりにも携わっている。それぞれが連なって強いパワーが生まれ、ビックテントとなり、フェアトレードの基盤ができる」とも。

 「まずは私たちの住む愛知のことを知ってほしい。人ごとではない。何を未来に残していくか思うきっかけになれば」と呼び掛ける。

 仕様はA6変型判オールカラー、14ページ。価格は100円。

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