名古屋パルコは2月17日、西館と東館に隣接した区画で開業準備を進めている新しいビルについての詳細を発表した。

オープニングセレモニー 外観イメージ

　ビルの名称は「PARCO midi（ミディ）」で、オープンは3月27日。同館には、ニューヨーク発のセレクトショップ「OPENING CEREMONY（オープニングセレモニー）」や、パンケーキブーム火付け役のハワイアン料理専門店「Eggs'n Things（エッグスンシングス）」などが出店する。また、「不思議の国のアリス」をコンセプトにしたレストラン「銀幕の国のアリス」も出店。いずれも名古屋での出店は初めて。そのほか、カキのメニューが豊富な「オイスターオーシャンエリア」と、全4テナントが出店を予定している。

　「midi」のネーミングは、名古屋パルコの既存3 館（西館・東館・南館）の中心に位置する立地ということと、既存3 館と比較してコンパクトな3層ビルであることから、英語で中心を意味する「middle（ミドル）」と小さい・コンパクトを意味する「mini（ミニ）」を掛け合わせた造語だという。

　合わせて、東館エントランスを26年ぶりに大きく刷新するほか、西館・東館を挟む通りの環境整備工事を行う予定だという。また、東館のグランドフロア再編を中心に35店舗のリニュアルも行う。

　広報担当の柳井望さんは、「『栄エリア』は路面店や公園、百貨店やファッションビルが広がり、街をぶらぶらしながらいろいろなものを見たり、買ったり、食べる楽しさが詰まった場所。ここをパルコとしても盛り上げ、よりたくさんの方に『栄エリア』の魅力を感じていただき、『栄に行きたい！』と思っていただけるようにさまざまな取り組みを続けてきた」と振り返る。「今回の新館も、高感度のセレクトショップやふらっと気軽に立ち寄れるレストラン3店舗を導入し、人々が集まりにぎわう場所を創出することができれば」と期待を込める。

　3月27日の開業時間は12時。