栄のオアシス21(名古屋市東区東桜1)で4月16日、「桶狭間古戦場まつり」を紹介するプレイベントが行われた。
1560年に織田信長と今川義元が戦った「桶狭間の戦い」で戦死した両軍の人々を弔う式典をはじめ、歴史に関するさまざまなイベントやステージが行われる同祭。古戦場公園、長福寺、大池周辺などで5月17日、開催される。慰霊式典のほか、歴史講演会、史跡巡り、愛知県各地から集まった甲冑(かっちゅう)隊のパレードなどが行われる。
オアシス21の特設ステージで開催されたプレイベントは、桶狭間太鼓の演奏でスタート。演奏後、ステージに上がった「桶狭間古戦場保存会」の梶野泉会長は「桶狭間の戦いは、戦場で大将の首がとられた非常にまれな、激しい戦い。3,500人もの戦死者が出たと言われている。まつりは、その慰霊式典として行われてきた。大池の周りに3,500本の灯ろうを点灯する『万灯会』はじめ、さまざまな催しが見られるので、ぜひ足を運んでいただけたら」と呼び掛けた。
続いてステージには、桶狭間のマスコット「おけわんこ」と、名古屋市緑区の「みどりっち」、京都の「和み柴っこ」の3体のキャラクターが登場。まつりのイベントで開催される「ご当地キャラ歴史探検隊inおけはざま」をアピールした。同保存会広報部の柴田勉さんは「桶狭間の戦いから450年を迎えた2010年に、織田信長、今川義元の銅像を建立し、おけわんこが誕生した。今年で5周年。さらに桶狭間を盛り上げていきたい。イベントには13体のキャラクターが集まり、それぞれのご当地をPRする。記念撮影や武将と並んでの大行列も。歴史やキャラクターを1日楽しんでほしい」と話した。3体はダンスを披露した後、写真撮影や握手で観客と触れ合った。ステージでは書道家・一ノ瀬芳翠さんによるパフォーマンスも行われた。
同祭の開始時間は10時から。