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名古屋・大須に「おみやげカンパニー」 地元土産ズラリ、大須生まれの男性が出店

Tシャツや法被(はっぴ)、前掛け、ふんどしなどを着けたマネキンの「相棒」と一緒に、店長の石原基次さん

Tシャツや法被(はっぴ)、前掛け、ふんどしなどを着けたマネキンの「相棒」と一緒に、店長の石原基次さん

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 大須商店街内に「大須おみやげカンパニー」(名古屋市中区大須2、 TEL 052-228-0267)がオープンして約2カ月がたった。

トートバッグ、老舗飲食店の商品が並ぶ店内

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 オープン日は9月19日。店長の石原基次さんは大須生まれ大須育ち。ボランティアで大須の街や道案内を行う「大須案内人」を行う中で、来街者から「大須のおみやげって何?」との問い合わせが多く寄せられたことから、大須土産の認知度が低いことを感じていたという。

 2010年に企画会社「大須おみやげカンパニー」を立ち上げた石原さんは、大須にある「埋もれた『おみやげ』や名物」を発掘し、「大須おみやげ」と書かれたのぼりなどを設置しアピールするほか、ロゴ入りのオリジナル商品も開発した。

 同社発足当初、実店舗を構える予定はなかったが、好立地ながら借り手が見つからなかった空き物件を、所有者の富士浅間神社から紹介され、実店舗を構えることとなった。

 店舗内には、招き猫など大須名物をモチーフに絵が描かれた布で作ったトートバッグ(1,550円)、「大須」「商売繁盛」と書かれたTシャツ(2,000円)、法被(はっぴ、3,300円)、大須の老舗コーヒー会社「松屋コーヒー本店」が戦前から大須で親しまれてきた味を再現して作ったドリップコーヒ「大須珈琲」(1個108円)、1923(大正12)年創業の洋食店「御幸亭(みゆきてい)」の「ウスターソース」(500円)、「太陽ケチャップ」(400円)といった、大須の老舗の商品を取り扱う。そのほか、和小物や名古屋城のグッズ、名古屋関連の書籍、ご当地の菓子類が並ぶ。

 既存の昔ながらの商店街と大須観音など観光スポットを併せ持つ「商業観光地」として打ち出す大須。来店客の8割を国内外の観光客が占め、外国人と日本人の割合は約5割ずつだという。客単価は1,000円程。招き猫トートバッグや金シャチグッズが人気という。

 9月に再開した「大須演芸場」の前売りチケットの取り扱いや、「あいち戦国姫隊」と一緒に大須を歩くツアーの拠点となるなど、大須の観光情報発信の拠点としての役割も担っていく方針という。石原さんは「大須のいろいろな店や人とコラボをしていきたい。みんながまだ知らない大須の魅力を伝えたい」と意気込む。

 営業時間は10時30分~18時。火曜・水曜日定休(祝日と縁日がある28日の場合は営業)。年末年始は、12月17日~1月11日まで毎日営業する。

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