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子どもたちにボードゲームを通して防災の知識を、「いえまですごろく」予約販売開始

小中学生向け防災ボードゲーム「いえまですごろく」

小中学生向け防災ボードゲーム「いえまですごろく」

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 「ボウサイをデザインする」をコンセプトに、主に若者や子どもたちに防災を広めようと活動している「yamory(ヤモリ)」(名古屋市中区栄3)が3月1日、日本赤十字社愛知県支部と共同開発した小中学生向け防災ボードゲーム「いえまですごろく」の予約販売を始めた。

実際に学校で使用している様子

 同商品は子どもたちが公園や塾など普段利用する場所で被災したことを想定し、今いる場所から帰宅するまでにどんなことが起きるかを、すごろく形式で疑似体験しながら進む。止まったマスによってはけがをしてしまったり、うその情報により強制的に別の場所へ移動させられたりすることもあり、実際の被災時をリアルに再現している。

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 すごろくについてyamory代表の岡本さんは「このすごろくの特徴は2つ。1つ目は小中校の授業時間である45~50分で終了できるように作ったこと。ゲーム終了後、しっかりと感想を振り返る時間を取れるようにゲーム時間を調整している。2つ目は子どもたちが自分で考えるマスがあること。例えば『溺れている人がいる』というマスに止まった時は、手持ちのカードで『119番をする』『大人を呼ぶ』など、子ども目線でどうすれば救助できるかを考えるように設計している」と説明する。

 昨年9月に今回の原版となるモデルを日本赤十字社愛知県支部に納品したところ、愛知県内の小中校から授業で使いたいとの申し出が殺到し、レンタルが追いつかないほどの月もあったという。現場で同商品を使い、子どもたちの指導に当たっている日本赤十字社手島さんは「今までに無かった教材。子どもたちはゲームとして遊びながら防災について学ぶことができ、かつ自分たちで考えながら課題を解決する力も身に付く」と話す。

 岡本さんは「子どもたちが学校で防災を学ぶことができれば大人になっても記憶に残る。無意識のうちに身に付いた防災力で、被災時に多くの命が救われれば」と期待を膨らませる。同商品は3月末日まで、いえまですごろく専用サイトで予約を受け付け、4月以降準備が整い次第発送となる予定。

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