栄・広小路通で8月19日・20日、「広小路夏まつり」が開催された。
今年で66回目を迎えた同祭。栄の中心地・広小路通りを夕方17時から歩行者天国にし、吹奏楽やバトントワリングのパレード、山車の運行や踊りなどが行われた。
初日オープニングは「三菱東京UFJ銀行ビル」(名古屋市中区錦3)前の特設ステージで、恒例となった14回目の「名古屋打ち水大作戦」を開催。河村たかし名古屋市長の掛け声で、大村秀章愛知県知事、名古屋商工会議所・内田吉彦理事、広小路夏まつり実行委員会会長・坪井明治さん、日本舞踊西川流四世家元・西川千雅さんらが、ひしゃくを手に打ち水を行った。河村市長は広小路通りにあぐらをかいて座り、頭から水をかぶりながら、栄、名古屋の商売繁盛を祈った。
パレードには名古屋の団体・学校の楽団、吹奏楽部のほか、青森のねぶた、徳島の阿波踊り、沖縄のエイサー、富山のおわら流し踊りなど日本各地の祭りや伝統的な踊りが出演。名古屋からは西川流の舞踊家ら約100人が参加し、扇子を手に総踊りを披露した。
西川千雅さんは「夏の風物詩、広小路夏まつりは今年で66回目。西川流の名古屋をどりの公演も70回を迎える。中日劇場では最後の開催。9月7日から開幕するので、足を運んでいただけたら」と呼び掛けた。
栄広場や朝日神社、坪井花苑ほか11の特設ステージでは音楽ライブ、ストリートダンス、シャボン玉やバルーンのパフォーマンスなどが行われ、集まった観客は名古屋の夏の夜の風物詩を楽しんだ。