栄の映画館「名演小劇場」(名古屋市東区東桜2)で11月15日、映画「ネルーダ 大いなる愛の逃亡者」の解説付き上映会が開催される。
同映画は、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」などを手掛けたチリ出身のパブロ・ラライン監督が、祖国の英雄でノーベル文学賞詩人のパブロ・ネルーダの半生を描いた作品。冷戦の影響下にある1948年のチリで、政府を批判して大統領に弾劾され、警察から追われることになったネルーダの危険な逃亡劇を描くサスペンス。主演はチリを代表するコメディアンで俳優のルイス・ニェッコ。11月11日から同劇場で公開される。
同イベントでは、同作字幕監修者で東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授の野谷文昭さんが上映前に登壇。ラテンアメリカ文学研究者の野谷さんが、ノーベル賞詩人、政府から追われる政治家、女性や酒場を愛する享楽主義者など多彩な顔を持つネルーダを徹底解説して、映画を楽しむためのヒントを紹介する。
イベント開始時間は18時30分。料金は一般=1,800円、学生=1,000円、シニア=1,200円。定員100人。問い合わせは名演小劇場(TEL 052-931-1701)まで。