愛知発地域ドラマ「真夜中のスーパーカー」 山本美月さん、唐沢寿明さんら会見

(右から)唐沢寿明さん、山本美月さん、上遠野太洸さん

(右から)唐沢寿明さん、山本美月さん、上遠野太洸さん

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 「NHK名古屋放送局」制作の愛知県発地域ドラマ「真夜中のスーパーカー」が3月28日、NHK BSプレミアムで全国放送される。放送に先立ち、出演の山本美月さん、唐沢寿明さん、上遠野太洸さんが会見を開いた。

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 古今東西の名車が並ぶ愛知県長久手市の自動車博物館を舞台に、自動車開発に命を懸ける人々をファンタジックに描く同ドラマ。山本さんは伝説の名車「ナゴヤ2000GT」を超えるスーパーカーを作りたいと夢見る若きカーデザイナーの白雪、唐沢さんは自動車の魂を覚醒させる白いレーシングスーツ姿の謎のレーサー、上遠野さんはブラジルへの帰国を悩む日系4世の青年リカルドを演じる。

 会見はドラマのロケ地の「トヨタ博物館」で行われ、3人はそれぞれの衣装を身に着けて登壇した。テレビドラマ初主演となる山本さんは「白雪は2000GTやリカルドと出会うことで成長していく。私自身もドラマ撮影を通じて成長していけたらと思っている。もともとは車に詳しくなかった私が、今回の撮影でとても興味が出てきた。ドラマの中にいろいろな仕掛けがあり、車好きの方が驚くようなシーンも。迫力のレースシーンやファンタジー要素もある作品なので、子どもから大人まで楽しんでもらえるはず」と話す。

 自らもトヨタ2000GTを所有する車好きの唐沢さん。会見場のマシンを振り返り「見るだけで顔がほころんでしまうほど、相変わらず大好きな車。その化身のような役をできることは非常にうれしい。このドラマをやらなくて何をやるんだというくらい。精いっぱい頑張って、楽しい作品にしたい」と笑顔を見せた。

 上遠野さんが演じるリカルドは、リーマンショック後に両親がブラジルに帰国し、自動車工場で働いていた祖父と共に暮らす青年。自動車産業を多面的に捉える同ドラマの見どころの一つを担っているという。上遠野さんは「実際に日本で暮らしている日系人の皆さん心情を、悲劇的にではなく、悲しいけれどありふれた一人の現実として見せていきたい。皆さんの生きている現実や、抱いている思いを伝えることができればと思っている」と意気込む。

 今月7日から始まったドラマの収録は順調で、20日までの撮影を予定しているという。2000GTについて山本さん、上遠野さんが共に「名前からイメージしていたよりも小さくて、かわいい印象」と話すと、唐沢さんと演出の大橋守さんが「50年前にこの車があったからこそ、今の自動車業界があると言っても過言ではない」と素晴らしさを力説。車の魅力や思い出話が次々に語られ、盛り上がりの中、会見は幕を閉じた。

 放送時間は22時~。

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