サッポロライオン、サッポロビール、ポッカサッポロフード&ビバレッジが4月19日、3社共同開発のたる詰め発泡酒「香り広がるクラフトリモーネ」の限定販売を始めた。18日には「名古屋ビール園 浩養園」(名古屋市千種区千種2)でメディア向け発表会が開かれ、担当者らが商品PRを行った。
「香り広がるクラフトリモーネ」と「愛知県産丸ごとトマトと大葉のサラダ」
同商品を提供するのは、名古屋にある「名古屋ビール園 浩養園」「銀座ライオン」地下鉄名駅店とサカエチカ店、「クラフトビヤ コウヨウエン KITTE名古屋店」「プライベートダイニング 点(ともる)名駅太閤口店」の5店舗限定。
1931(昭和6)年に運営を開始した老舗の「浩養園」を手掛けるサッポロライオン、名古屋に本社を置くポッカサッポロフード&ビバレッジ、サッポロビールが協働して生まれた同商品。「地元でしか味わえない一杯を飲んでほしい」という思いで開発し、2014年から提供を始めて今年で5年目になる。
「浩養園」併設のブルワリーで製造したフルーティーな味わいが特徴の地ビール「ヴァイツェン」をベースに、シチリア産のレモンを使った果汁をブレンドした商品。アルコール度数は5%。女性をメインターゲットに据える。広報担当者によると「真夏に入る前の、春先から初夏にかけるこの時期に似合う商品。ビールだけでなく、サワー、カクテル、ワインなどを好む方に試してほしい一杯。ビールの裾野を広げてほしいという思いを乗せた商品」という。
初年は製造量1800リットルで、今年は昨年同様2700リットルを製造。ブルワリーの製造可能な範囲もありこれ以上の量は製造できず、毎年売り切れるという。
価格は1杯630円(店舗により、グラスの形状、価格が異なる場合もある)。販売期間は3カ月程度で、なくなり次第終了。
そのほか、同商品に合う料理として、「浩養園」の料理人がメニュー開発した「愛知県産丸ごとトマトと大葉のサラダ」(580円)を同5店舗で販売。愛知県産のトマトと、全国で愛知県が生産シェア70%を占める大葉を使った料理で地産地消にこだわったという。価格は全て税別。