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名古屋の人気レスラーが引退 ネットでヒストリー図鑑制作の呼び掛け

ノリ・ダ・ファンキーシビレサス選手が10月の「愛プロレス博2018~紡ぐ~」でプロレスラー引退

ノリ・ダ・ファンキーシビレサス選手が10月の「愛プロレス博2018~紡ぐ~」でプロレスラー引退

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 名古屋のプロレス団体「今池プロレス」で活躍するプロレスラーのノリ・ダ・ファンキーシビレサス選手の活動記録をまとめた書籍「ノリ・ダ・ファンキーシビレサス図鑑2010-2018」の制作を目指すクラウドファンディング企画が8月25日、支援者募集を始めた。

 ノリ選手は名古屋市千種区出身。1991年からヒップホップグループ「nobodyknouws+」(ノーバディノウズ)のメンバーとして活動。「ココロオドル」「Hero’s Come Back!!」などのヒット曲を発表し、2004年に「NHK紅白歌合戦」に出演した。2010年に地元の今池商店街連盟が主催する「今池プロレス」からプロレスデビュー。同団体や鶴舞を拠点とする団体「スポルティーバ」を中心に活躍し、2017年には神奈川県川崎市の団体「HEAT-UP」でチャンピオンベルトを獲得した。

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 音楽、プロレスと共に野菜農家も兼業していたノリ選手は、10月19日にクラブダイアモンドホール(中区新栄2)で開催される「愛プロレス博2018~紡ぐ~」を最後に、プロレスラー引退を発表した。

 クラウドファンディング企画を立ち上げたのは、プロレス観戦記サイト「たこ焼きマシン.com」を運営する名古屋在住のプロレスファンの「たこ焼きマシン」さん。会社員をしながら、全国の地域密着で活動するローカルプロレス団体を観戦、取材。同サイトやさまざまな媒体の記事で紹介するほか、各団体のレスラーを解説した「ローカルプロレスラー図鑑」シリーズを発行している。

 たこ焼きマシンさんは「ノリ選手が歩んできた道、成し遂げてきたことは、とても大きな意味を持っている。『紅白歌合戦』という邦楽シーンの一つの到達点まで登った人間が、その経歴に頼らず、まったくの新人からプロレスを始め、チャンピオンになったことは、偉業と言っていい。ずっと地元を中心としたファンのために戦い続けてきたノリ選手の足跡を、後世に残したい」と企画した理由を話す。

 書籍の内容は、ノリ選手の転機となった試合、出来事を1年ずつ紹介する「ヒストリー・オブ・ノリ・ダ・ファンキーシビレサス」、フィニッシュホールド(決め技)や隠し技などを徹底紹介する「必殺技大全」、激闘を繰り広げた相手や、強敵に挑んだ仲間を紹介する「ライバル/盟友図鑑」などを、豊富なカラー写真とともに解説。表現ジャンル編集ライターの鈴木健.txtさんによるコラムやインタビューなども掲載する予定。

 たこ焼きマシンさんは8月下旬から原稿作成を開始。「ノリ選手をずっと応援してきた方でも、最近存在を知った方でも分かるよう、ターニングポイントから小ネタまでを盛り込んだ内容にしたい。今池プロレスやほかの名古屋のローカルプロレスも紹介する」と意気込む。

 現在、企画サイトでは同書の「おためし版」を公開中。プロジェクトの支援者には金額に応じて、誌面への名前の掲載や制作リポート、「ローカルプロレスラー図鑑」バックナンバーなどの特典がリターンされる。

 たこ焼きマシンさんは「企業などのスポンサーを募ることも可能だろうが、このプロジェクトはファンの力を集めて作ることに意味がある。『引退記念本をクラウドファンディングで作らせてしまうほど、ファンに愛されたプロレスラー』としてノリ選手を送り出したい。引退本だからといって、惜しんだり、悲しんだりするような本にはしない。 彼のプロレスのように、熱く、楽しい、そして『ココロオドル』本を作りたい。応援いただけたら」と呼び掛ける。

 仕様はA4判、約40ページ(支援額が多ければ増ページ)。10月上旬に発行し、支援者に発送予定。同19日の「愛プロレス博2019」会場で販売する。価格は2,000円。一般書店での流通は予定していない。

 支援希望者は、クラウドファンディングサイト「FAAVO名古屋栄」内のプロジェクトページにアクセスし、支援コースを選ぶ。支援募集は9月21日まで。