名古屋テレビ塔について参加者皆で考えることを目的にした「名古屋やろまいサミット」が11月2日、新東通信(名古屋市中区丸の内3)8階セミナールームで開かれる。主催は名古屋やろまいサミット事務局(宣伝会議内)。
2019年1月からリニューアルのため休館する名古屋テレビ塔。宣伝会議 中部本部の同企画担当者によると、「来年からのテレビ塔の在り方に向けて地元クリエーターが集まり何かしようと企画が立ち上がった」という。多くの市民のシンボルである名古屋テレビ塔に「ありがとう」の思いを込め、さらに栄を盛り上げるキャッチコピーを募集するコンテスト企画を実施。誰でも参加できる。
サミットは一連の企画のキックオフイベントに位置付け、「モチベーションを高めるために開催する」という。3部構成で、第1部では東北新社(東京都港区)取締役でCMディレクターの中島信也さんをモデレーターに迎え、コンテストの審査員でもある電通中部支社、新東通信、電通名鉄コミュニケーションズ、中日アド企画、大広名古屋支社の名古屋に関わり深い5社のクリエーティブ・ディレクターなどが登壇し「2018大反省会」を行う。
「大反省会は、『魅力のない街No.1=名古屋』と言われてしまったことは地元のクリエーター自身としても反省すべきことがあるのではないか?という仮説からスタート」(担当者)。テレビ塔が一時休業することでシンボルが失われる中、クリエーターたちが街の魅力をどう発信していくべきか、「会社の壁を壊して強力タッグを組むことで何か新しいアイデアが生まれるのではないか」という視点からトークを展開する。
2部は名古屋出身でファッションモデルの香里奈さんがトークイベントを行う。3部は参加者全員でキャッチコピーを作るためのブレスト大会を行う。「できる限り参加者全員にマイクを回し発言できるようにしたい。キャッチコピーの切り口を見つけてもらえれば」とも。
開催時間は19時~21時。参加無料。定員100人。サミット後、会場を移して懇親会(会費1人3,500円)も開催する。同企画のウェブサイトから申し込む。
キャッチコピーの応募期間は11月2日~18日(サミット不参加でも応募可)。審査後は8本を選び、地元のデザイナーがポスターを作成する。ポスターは12月14日~来年1月6日の間、同塔ほか近辺に掲出する。取り組みのリポートや8種類のポスターを2月1日発売の広告・クリエーティブ専門誌「ブレーン」に掲載する予定。