紅茶ブランド「リプトン」の新業態「リプトン ティー スタンド」が11月29日、栄の商業施設「ラシック」(名古屋市中区栄3)地下1階にオープンした。
リプトンは2016年から紅茶の飲み方を提案するポップアップショップを東京、大阪で展開してきた。日常的にかつ幅広い層に向けた提供のために首都圏以外を含めた展開の必要性を理由に常設店の同店を全国展開。これに先駆け、11月17日に札幌にオープン、12月6日に博多のオープンが控えている。
ブランドマネジャーの元島陽子さんは「紅茶にフルーツやミルク、ハチミツを入れるなど、楽しみ方、可能性の広さを知ってほしい、ワクワクを伝えたい。紅茶というと『ティータームにケーキと一緒に…』や、『お紅茶』と呼ぶほど敷居が高いイメージが強いが、それは日本だけ。新しいスタイルを発信するためにも、立ち寄りやすいティースタンドにして、堅苦しくなく、発信できるパワーのある場所として栄の商業施設を選んだ」と話す。
ホットティーは、定番の「イエローラベル」をはじめ、プレミアムブランド「サー・トーマス・リプトン」の商品、「ミックスベリーティー」「ジンジャーティー」「マンダリンオレンジティー」「さくらティー」など16種類を用意。アイスティーは「アールグレイ」「パイナップル&ハイビスカス」「グリーンティー ピーチ&オレンジ」「スタンダード」を用意。ラインアップは今後、広げていく予定という。
選べる紅茶の「ストレートティー」(シングル=320円、ダブル=420円)。選べる紅茶をベースにフルーツを入れた「フルーツインティー」(600円)は、ストロベリー・オレンジ・レモン・ミント・サトウキビシロップを入れたマイルドな味わいと、レモン・ラズベリー・マンゴー・ミント・ハイビスカスシロップの酸味がある味わいの2種類を用意。「フルーツをつぶすごとに味わいが変わる」という。
「ロイヤルミルクティー」(イエローラベル使用でシングル=400円、ダブル=500円、アールグレイ使用でシングル=420円、ダブル=520円)。「タピオカ・ロイヤルミルクティー」(イエローラベル使用でダブル=600円、アールグレイ使用でダブル=620円)も用意する。
ミルク、砂糖、シロップ、岩塩、スパイスなどで、好みに合わせ味付けし楽しむこともできる。
持ち運べるリプトンタンブラーの販売も行う。「アイスタンブラー」(1,000円、1ドリンク代含む)、「ホットタンブラー」(1,500円、同、12月下旬から販売予定)。マイリプトンタンブラー持参者には全てのドリンクを50円引きで提供する。ブランドアシスタントの小林令奈さんは「紅茶は『静』のイメージを持つ人が多いと思うが、『動』のイメージで、タンブラーやテークアウトで持ち運べる紅茶を楽しんでほしい」と話す。
イエローを基調にしたデザインで、店舗面積は9.8坪。壁に沿い着席スペースとテーブルを6卓設ける。正面カウンター横に置いたフルーツの飾りや、壁面に設置したリプトンタンブラーのディスプレー、看板などを入れて写真撮影も楽しめる。元島さんは「見た目もかわいい、楽しい、おいしいので、飲んで実体験してほしい」と来店を呼び掛ける。
「この場を、つながりや人が集う場にしたい。今後、地域の農家などからフルーツを仕入れてメニューに組み込むなど、地域とのつながりも作っていきたい」と新たな取組にも意気込みを見せる。
営業時間は11時~21時(ラシックの定休日に準ずる)。