空き缶を材料にした楽器作りのワークショップイベント「kajii(カジー)とつくろう! 楽器制作ワークショップ」が8月3日、名古屋市音楽プラザ(名古屋市中区金山1)5階の「合奏場」で開かれる。
主催は名古屋市音楽プラザ・日本特殊陶業市民会館(TEL 052-331-2141)で、夏休みイベントとして子ども向けに開催する。8月3日・4日に同施設のほか、金山総合駅前のイベントスペース、アスナル金山を会場に開催される「金山まつり」の一環。
「kajii」は男性2人の音楽ユニットで、茶わん、フライパン、空き缶、バケツ、タライなど日用品を使って作った楽器で、名古屋を拠点に全国でコンサートやワークショップを行っている。日本特殊陶業市民会館でこの催事を担当する若林真樹さんと澤地奏音さんは「kajiiさんの演奏を初めて見たときに、これは喜ばれる、うちでも絶対開催したいと思った。演奏中も動きがあって面白い」と魅力を話す。2017(平成29)年冬に子ども向けを開催した経緯がある。
当日は、参加者が持参する深さのあるスチール缶(トマトの水煮缶やフルーツ缶など、予め切り口をペンチなどでつぶしておく)を使って、楽器作りをする。会場にする「合奏場」は、名古屋市音楽プラザに事務局を構える名古屋フィルハーモニー交響楽団のリハーサルの場として主に使われるもの。ワークショップの実施時間は11時30分~12時。「合奏場は普段、一般の方が使う機会が少ない場所で、小さなお子さま方が使われるような機会もない。こういう場所があることを知ってもらえれば」(若林さん)。
参加対象は3歳~の子ども(未就学児は保護者の付き添いが必須)。定員40人。事前に往復はがきでの申し込みが必要。7月12日必着。はがき1枚につき1人参加できる(参加者と別に1人まで付き添い可能)。
13時からは名古屋市音楽プラザ1階のサロンで、「kajiiの日用品楽器コンサート~食器は歌う~」を開催。ワークショップで作った楽器で一緒に演奏に参加できる。「イベントを通じて名古屋市音楽プラザ、市民会館になじみを持ってもらえれば。音楽の楽しさは聞く、歌う、演奏するなどあるが、楽器作りもできるとさらに楽しい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時30分~12時。参加無料。