アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の冒頭映像が7月6日、「アスナル金山」(名古屋市中区金山1)で特別上映された。
同映画は人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の新劇場版シリーズ第4作で完結編。2020年の公開が予定されている。
この日はフランス・パリで開催中の「JAPAN EXPO2019」で行われた「Yoko TAKAHASHI×EVNGELION STAGE」を、アメリカ・ロサンゼルス、中国・上海、東京、大阪など世界8会場に中継した。名古屋ではアスナル金山・明日なる!ステージに大型LEDビジョンを設置。パリの会場が映し出されると集まった観覧者から歓声が起こった。
イベントでは、歌手の高橋洋子さんが「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」など5曲を歌唱。その後、主人公・碇シンジを演じる声優の緒方恵美さんが登壇してトークが行われた。緒方さんは「私たちが死なないうちに新作を作ってほしいと庵野監督にお願いした」と待望の新作を喜びながら、「実際に最後となると、少し寂しい」と完結を迎える思いを語った。緒方さんはアフレコが半分まで終わっていることを明かし、「見たことのない映像が出来上がると思う」と観客に呼び掛けた。
庵野秀明総監督はビデオメッセージで出演。パリの街の魅力と新作のシーンについて語り、「2020年の公開に向け、スタッフ、キャスト一同、全力で制作に臨んでいる」と意気込みを語った。
最後に「シン・エヴァンゲリオン劇場版AVANT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」の映像を公開。パリを舞台に、真希波・マリ・イラストリアが新形態のエヴァンゲリオン8号機で戦うシーンなどが上映された。上映が終了すると会場は大きな拍手が起こり、感想を語り合う観覧者らの姿も見られた。