栄の成田山萬福院(名古屋市中区栄5)で7月26日、舞台「名古屋をどり」の成功祈願の祈祷(きとう)が行われ、西川流四世家元の西川千雅さん、出演者らが護摩祈願を受けた。
同公演は西川流が毎年開催している日本舞踊の舞台で、今年で72回目。今回は例年より早い8月23日~26日に「御園座」(中区栄1)で開催される。
萬福院での成功祈願は毎年の恒例行事。千雅さんら舞踊家、芸妓(げいぎ)ら関係者約50人が勢ぞろいし、黒紋付きや着物姿で護摩祈願を受けた。
護摩祈願を終えた千雅さんは「毎年、ここで祈願させていただくと、心が引き締まる。いよいよ公演が近づいてきたと気合が入る」と話す。
千雅さんは「名古屋をどりは、僕が家元を継承してから年々、西川流だけの発表の場ではなく、名古屋の伝統芸能の祭りになってきた。今年は恒例となった一般参加もあれば、タップの名手も出たり、にっぽんど真ん中祭りのメンバーも出たりと、さらに幅広い公演になる。どんな方でも楽しめる『お客さまファースト』を目指しているのが名古屋をどり。ぜひ誘い合って、お出掛けいただけたら」と呼び掛ける。
開演時間は第1部=11時、第2部=14時30分、第3部=18時。料金はSS席=1万260円、S席=8,640円、A席=5,400円。問い合わせは西川流家元事務所(TEL052-831-7106)。