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西川流が「名古屋をどり」稽古始め 右近総師の80歳祝いも

西川流が「名古屋をどり」稽古始め。今年は8月23日~26日に「御園座」で開催

西川流が「名古屋をどり」稽古始め。今年は8月23日~26日に「御園座」で開催

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 星城大学名古屋丸の内キャンパス(名古屋市中区丸の内1)の西川流仮稽古場で6月4日、舞台「名古屋をどり」の顔寄せ、稽古始めが行われた。

顔寄せで行われた「なも締め」

 同公演は西川流が毎秋に開催してきた日本舞踊の舞台で、今年で72回目。今回は例年より早い8月23日~26日に「御園座」(中区栄1)で開催される。

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 新しい稽古場を建設中のため、昨年に続き同大学の仮稽古場での顔寄せ。西川流四世家元の西川千雅さん、総師の西川右近さんほか舞踊家、芸妓(げいぎ)ら関係者と、一般参加枠の出演者ら約30人が集まり、本番に向けて始動した。

 この日は右近さんの80歳の誕生日。右近さんは「80歳にして踊れることをうれしく思う。西川流では自分より年上の人が元気に踊っていて、踊りの世界には高齢化社会はない。若い人にもどんどん出てきてもらい、いい舞台にしたい」と笑顔を見せる。

 千雅さんは「通常7月初めに行う顔寄せが、前倒しで今日からになった。長年出演してきた皆さんは、しっかりと8月末のゴールに向けて体内時計を合わせてほしい。一般参加枠は3年目。関わる人が多くなればなるほど、伝統は残っていく。100回を目指して、いろいろな人の力を借りていきたい」と集まった面々に呼び掛けた。「名古屋をどりは、3部全てに主役級を出演させる舞台。出演者の年代も20代から80代まで幅広く、ゲストや企画もバラエティーに富んでいる。皆さんも舞台に出たら、主役として楽しみながら、観客を喜ばせてほしい」とも。

 名古屋の手締め「なも締め」で顔寄せを終えた面々は、報道陣に稽古始めを披露。出演する舞踊家が千雅さん、右近さんらの指導で群舞の稽古を行った。

 稽古始めの後にはバースデーケーキが用意され、皆で右近さんを祝った。右近さんは「新しい稽古場が8月末に完成し、9月28日に舞台開きを行う。西川流の稽古場であり、市民に使っていただくための場でもある。週末には子ども教室などを開き、近隣の高齢者の皆さんにも広いスペースが利用できるようにしたい。この場作りも、最後の大きな仕事だと思っている」と語った。

 千雅さんは「星城大学という学び舎(や)での稽古は、これまでと違う集中の仕方で踊りに向き合う経験もできて、忘れられない時間になった。これから新しい稽古場で新しい活動をしていくに当たり、ここでの2年間は有形無形の財産として残っていくはず」と話す。

 開演時間は第1部=11時、第2部=14時30分、第3部=18時。料金はSS席=1万260円、S席=8,640円、A席=5,400円。問い合わせは西川流家元事務所(TEL052-831-7106)。

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