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栄三越で仏発のチョコレートの祭典 栗きんとんや地酒など東海の素材使った商品も

「恵那寿や」栗きんとんペーストを合わせた生チョコをフランス「メゾン ショーダン」の商品

「恵那寿や」栗きんとんペーストを合わせた生チョコをフランス「メゾン ショーダン」の商品

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 フランス・パリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2020」が1月29日、名古屋栄三越(名古屋市中区栄3)7階催物会場で始まる。これに先駆け14日にメディア発表会が行われた。

「Tokyo 2020」をテーマに青・黒・赤・黄・緑の5色をポイントで入れたショコラ

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 同企画は世界のトップショコラティエが作品を発表するチョコレートの見本市「サロン・デュ・ショコラ」にちなんで開催するもの。同店では8回目。今年のテーマは「すべては『出会いだ』。」。同店の食品和洋菓子バイヤーの長崎行信さんによると、「人、素材、思い出などいろいろな出会いがある。ショコラティエ、パティシエが出合ったもの、インスパイアされた人との出会いなどを下に、思いを込めて作ったチョコレートが並ぶ」という。テーマに合わせ「素材との出合い」に焦点を当てた16ブランドのショコラを1個ずつ詰め合わせた「ランコントル」(8,100円、100箱限定)、「人との出会い」を表した12ブランドの詰め合わせ「オマージュ」)(6,264円、80箱限定)を用意する。

 会期中は約100ブランド(うち名古屋地区初出店3ブランド、同店限定180種類)の商品を販売する。フランス国家にその腕を認められた職人に与えられる「M.O.F(フランス国家最優秀職人章)」を取得した14人のシェフの商品も並び、「ここまでM.O.F取得ブランドが集まるのは名古屋市内では当店だけ」(長崎さん)という。

 フランスの「ジャン=ポール・エヴァン」はクミンやクリの木の蜂蜜、干し草といった変わり種を使ったショコラ(内容は種類により異なる)の詰め合わせ「ボンボン ショコラ」(4個=2,160円、9個=4,482円)を用意。フランスの「フランク・ケストナー」は「Tokyo 2020」をテーマに、青・黒・赤・黄・緑の5色をポイントで入れた5種類のショコラを詰めた「ショコラ アソート」(5個入り、3,024円)を販売。

 東海圏の素材を使ったショコラも登場。岐阜県恵那市に本社を構える栗きんとんの老舗「恵那寿(す)や」のクリの食感を残した栗きんとんのペーストに生チョコを合わせたフランス「メゾン ショーダン」の「パヴェ オ マロン」(25個、1,836円)、愛知の酒蔵「勲碧(くんぺき)酒造」の希少酒「斗びんどり雫酒」を使った東京「ロイスダール」の「クリーミーショコラ斗びんどり雫酒」(100グラム1,620円)、常滑で栽培・醸造した「常滑ワイン」を使ったチョコレートを詰めた「トーキョーチョコレート」の「みなも」(4個入り、1,728円)など。

 フランス・リヨンの老舗でいち早くビーン・トゥ・バーに取り組んだという「ベルナシオン」の商品は1人で10枚~20枚購入していく客がいるほど人気。「タブレット パレ ドール」(1枚3,348円、80枚限定)など。ベルギーの女性ショコラティエが手掛ける「カレノワール」の「トリュフ」(1個378円)はこれまでの来店客の意見を受けて1粒から購入できるようにした。「種類を選びたいという声が多かった。6種類用意し選べる楽しさを提供する」。

 会場ではチョコレートを使ったパフェやアイスクリーム、ドリンクなどに加え、期間限定でザッハトルテやマドレーヌなども販売。「その日しか出合えない商品もある。来るごとに新しい出合いを楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 今月31日~2月6日は、トップシェフが来場しトークショーやデモンストレーションを行うイベントも開催する。

 営業時間は10時~20時。

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