名古屋栄三越(名古屋市中区栄3)のメンズ売り場とキッチン売り場がリニューアルを進めている。
洋食器・和食器・漆器・箸など幅広く扱う「ノリタケスクエア プラス」
3月25日には5階メンズフロアのファッションパーツ売り場を約10年ぶりにリニューアルオープン。ライフスタイルの変化や利用客の要望に応えるほか、メイン客層の40~50代だけでなく同店グループで隣接する商業施設「ラシック」から来る若い客層も意識した品ぞろえと店作りを意識した。
財布などの革小物とバッグは、これまでに比べ商品の取り扱いを3割増しにした。イギリスの革小物の名門ブランド「エッティンガー」、「ホワイトハウスコックス」、ランドセルで有名な大峽製鞄(おおばせいほう)」、バッグブランド「ブリーフィング」は東海地区で最大の扱いを誇るという。同売り場リニューアルを担当した金子晋也さんは「大峽製鞄は三越と長いお付き合いがあり、東海地区で唯一コーナーを設けることができる。カラーオーダーができるエッティンガーアンティークシリーズの扱いをはじめ、ホワイトハウスコックスなど品ぞろえ豊か」と自信を見せる。
人気を高めているというカードサイズのコンパクト財布は「ラルコバレーノ」や「ザ リッジ」、「エキセントリ」を並べる。「リニューアル後、コンパクト財布は若いお客さまを中心にすぐに引き合いがあった」という。そのほか、クロコダイルやエイ革などのエキゾチックレザー商品のコーナーを拡充。
メンズコスメの取り扱いを約3倍に拡大。「肌や香りを意識する男性が増えてきた」という。同店独自のセレクトでパッケージデザインなど見た目でも気に入ってもらえるような商品を並べる。イタリアのヘアブラシから始まった「アッカカッパ」、アロマオイルやサプリメントも展開する「ヴェルトゥー」は新しく扱うブランド。京都の紳士用トータルケアブランド「SHUN」は、コンディショナー不要のシャンプーやオールインワンのスキンケアジェル、風呂敷に包んだセットボックスなどがある。
6階のキッチン&ダイニング売り場もリニューアル。担当した浪崎興仁さんは「リビング用品売り場からライフスタイルを提案することを意識し、ワークショップや料理の実演など店頭で体験・体感できるようにした。来店する度に新しい発見があるようなワクワクできる店頭を目指す」と意気込みを見せる。
ブランドごとに確立させた配置にしつつ、ブランドを物理的に仕切らないことで、見やすく回遊しやすい作りにした。3月27日に鋳物ホーロー鍋ブランド「バーミキュラ」、包丁など刃物や金物の老舗「日本橋木屋」、ドイツのシュニール織りの名門ブランド「フェイラー」がリフレッシュオープン。4月10日にキッチン用品や調理家電のセレクトショップ「グッドキッチンカンパニー」がオープンする。
3月4日にオープンした「ノリタケスクエア プラス」は、陶磁器メーカー「ノリタケ」「大倉陶園」の商品をはじめとした、洋食器・和食器・漆器・箸など幅広く扱う。店頭では朝食、アフタヌーンティー、ランチなどテーマを設けたテーブルコーディネートを展開する。
営業時間は10時~20時(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点で現在営業時間を短縮)。