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名古屋テレビ塔がリニューアルオープン レストラン、ショップ、会員制シェア空間

リニューアルオープンした名古屋テレビ塔

リニューアルオープンした名古屋テレビ塔

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 名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)が9月18日、リニューアルオープンした。

「ヒサヤオオドオリパーク」「オアシス21」を望む展望フロアからの景色

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 昨年1月から休業し全体改修工事を進めてきた同塔。戦後の復興のモニュメントとして作られたもので、1954(昭和29)年6月20日に開業した。高さは180メートル。

 入り口から上階へ向かうエレベーターの位置も変更し、塔内に入る店舗も一新した。施設内外に展示された竣工当時の案内サイン、ドア、コンクリートの塊などの部材を見ることができる。

 1階はホットドッグ(700円~)などを販売する広いテラス席を持つカフェ・ダイナー「ファーム アンド」(営業時間はカフェ=10時~17時、ディナー=17時~23時)と、名古屋グランパスと英国風パブ「ハブ」のコラボ店舗「HUB GRAMPUS PUB 名古屋テレビ塔店」(同=12時~23時)が出店した。

 2階はレストラン利用のほかウエディングや宴会会場などに活用できるバンケット「リリィ」が出店。レストランではランチコース(2,400円~)、ディナーコース(4,500円~)を提供する。北側にはチャペルなどに活用できる久屋大通公園を見渡せるホールを有する。レストラン営業はランチ=月曜・水曜~金曜(祝日を除く)11時~14時30分、ディナー=月曜・水曜~日曜、17時~22時。

 3階は、自家焙煎(ばいせん)コーヒー(Sサイズ=400円)や「名古屋テレビ塔を意識した」というパフェ(800円)を販売する、公園南側を望める客席(38席)があるカフェ「ベース ラボ」、同塔オリジナルグッズや菓子などを扱う土産ショップ「タチュウ」、VR・AR体験型施設「スピードXR」、仕事や趣味、イベントなどに利用できる会員制シェアラウンジ「タワーラウンジ カシメ」が出店した。

 4階は、八事から移転した人気レストラン「グリシーヌ」が出店。「海、山、川の全てがそろう東海三県の食材」(同店シェフ)を使ったランチコース(5,500円~)、ディナーコース(1万1,000円~)を提供する。朝食は「ザ タワーホテル ナゴヤ」(4・5階)宿泊者限定。器はシェフ自らが作家に依頼し作られた伊賀焼や瀬戸焼のものを中心に使う。営業時間はランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~22時。

 4・5階には、4階に13部屋、5階の南北にデッキテラス付きスイートルーム2部屋を設ける「ザ タワーホテル ナゴヤ」が10月に開業する。ロビーはギャラリーとして展開し、地元を拠点に活躍するアーティストの作品展示や、岐阜県多治見市笠原町のタイルを使ったアート作品がフロントを飾る。ホテル担当者は「織物産地の尾州や笠原のタイルなど地元産業を、アーティスト作品を通じて表現する」と話す。客室は名古屋を代表する建築家がデザインしたスイートルームなどを設ける。宿泊料は「パークコーナースイート」(1泊朝食付き、11万4,000円~)、「パークビューツイン」(同、6万4,000円~)、「スタンダードツイン」(同、3万1,000円~)。地上からホテルに続く専用エレベーターを新設した。

 名古屋の景色を一望できる展望台フロアは、地上90メートルの屋内展望台「スカイデッキ」とその上に屋外の「スカイバルコニー」がある。スカイバルコニーにはアウトドアブランド「スノーピーク」のチェアなどを配置する。

 同塔の営業時間は10時~21時、土曜・夏休み期間などは21時40分まで。展望台入場料は大人900円、小人400円。

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