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大須・寺町が舞台の新イベント「北斎ねこまつり」 「北斎と猫」テーマに今秋開催へ

「なごや大須・寺町 北斎ねこまつり」実行委員長・川出浩之さん(左)と加藤基司さん。大須商店街の巨大招き猫の前で招き猫ポーズ

「なごや大須・寺町 北斎ねこまつり」実行委員長・川出浩之さん(左)と加藤基司さん。大須商店街の巨大招き猫の前で招き猫ポーズ

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 大須・寺町地区を舞台にした新イベント「なごや大須・寺町 北斎ねこまつり」が11月23日~28日に開催される。同実行委員会は現在、メーン企画となる「世界ねこアート展」コンテストの作品や「ねこ雑貨市」への出店者などを募集している。

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 イベントのテーマは「北斎と猫」。寺町は江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が本願寺名古屋別院(西別院)で巨大なだるま絵を描く興行を行った逸話があり、大須は巨大招き猫が商店街のシンボルで猫にまつわるさまざまな伝承があることから、それぞれの地域の個性を結び付けた新しいまちづくりの試みとして企画した。

 初日は西別院境内でオープニングイベントを開催。猫グッズの関連ショップや飲食ブースが出店。特設ステージでは現代美術アーティストの山田彊一さんによる猫アート作品コンテストの表彰、北斎と西別院や名古屋の関わりを紐解く講演、音楽ライブなどを行う。

 会期中、西別院本堂では120畳の大だるま絵を掲揚。西別院、日置神社、東別院で開催される朝市を結ぶスタンプラリーも予定している。

 実行委員長の川出浩之さんは「葛飾北斎と猫のアートをコラボさせ、大須・寺町を世界から注目される地域にしようというイメージは『名古屋・妖怪三十六景』などを描いた山田さんが温めていたアイデア。この地域には北斎と猫の豊富なエピソードがあり、面白く、驚かされ、微力ながら実行委員長を頑張ってみようという気になった。幸い、大須商店街、西別院も応援してくれて、今もさまざまな企画を提案・検討している最中」と始動の経緯を話す。

 大須で映像制作会社を営む実行委員会の加藤基司さんは「大須、寺町はとても魅力にあふれた街。街の人、訪れる人が楽しめるようなイベントにしたい」と意気込む。

 「世界ねこアート展」コンテストは、「北斎と猫」をテーマに自由な発想で2つをコラボレーションしたアート作品を募集。集まった作品は期間中、大須の「アート空間スカーラ」、寺町「西別院ホール」での展示を予定し、公式ホームページでも公開する。大須・寺町地域の子どもたちの絵は大須商店街アーケードの展示コーナーで展示する。

 川出さんは「大賞作品は期間中、商店街の巨大招き猫の台座につり幕にして掲出する。寺町、大須が大好きな有志がゼロから始めたコンテスト。子どもの頃からなじみ深い街でのイベントを通して、少しでも明るい話題が提供できれば。今回が1回目。誰でも参加できて、表現手法も自由。北斎のような奇抜な発想の作品をお待ちしている」と応募を呼び掛ける。

 作品募集は、申し込み締め切りが9月30日、作品提出が10月30日まで。参加費は1点3,000円(1人3点まで出品可)。大賞には賞金10万円を贈呈。

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