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七ツ寺共同スタジオ50周年企画第1弾 ボイスドラマを配信開始

来年で創立50周年を迎える七ツ寺共同スタジオ

来年で創立50周年を迎える七ツ寺共同スタジオ

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 大須の劇場「七ツ寺共同スタジオ」(名古屋市中区大須2)が来年で創立50周年を迎える。同劇場では「不思議不可思議不死劇場」と題し、記念公演を制作する。関連企画の第1弾として3月20日、ボイスドラマ「夢の肉弾三勇士」のウェブ配信を開始した。

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 七ツ寺共同スタジオは1972(昭和47)年に開設。創立当初から名古屋のアンダーグラウンド演劇、小劇場演劇の上演の場として多くのクリエーターの作品が発信されてきた。

 来年秋に上演予定の記念公演は、1972年9月に同劇場こけら落とし公演で上演された流山児祥さん脚本の「夢の肉弾三勇士」。上海事変、関東大震災などをモチーフに、エネルギーに満ちた青年たちが歌い踊り、駆け抜けるアジテーション演劇。記念公演は、劇団あおきりみかん・鹿目由紀さんの脚色、劇団アルクシアター・やとみまたはちさんの音楽、体現帝国・渡部剛己さんの演出で制作されるという。

 同劇場ではさまざまな50周年関連企画を予定。「50年前とは人も社会情勢も技術もモラルもルールも変わってきた現代に、『劇場の価値』を見いだす企画を行う。企画実現に向けて本公演および関連企画について出演者やスタッフを広く募集している」と発表した。

 関連企画第1弾のボイスドラマは、演劇組織KIMYOの宮谷達也さんが演出。脚色をせず、当時の時代や作品の雰囲気を楽しめることに重きを置いている。キャストは一般公募で募り、過去に同劇場の舞台に立ったことのある舞台俳優ほか、県内外から舞台、アニメ、ラジオ、朗読などさまざまな分野で活躍する18人が出演している。

 リスナーチケット料金は、全四部作セット=2,500円(2022年開催の七ツ寺共同スタジオ50周年記念公演チケット500円割引券付き)。第一部・第二部は配信中。第三部は4月4日から、第四部は4月11日から配信開始。全作品、配信は25日まで。販売は23日まで。

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