女子サッカーチーム「NGUラブリッジ名古屋」(以下、ラブリッジ)は8月20日、AIを用いた自動中継による応援放送を配信する。
鶴舞公園多目的グラウンド「テラスポ鶴舞」(名古屋市昭和区鶴舞1)が参画する、AIを用いてスポーツの自動中継を実現するカメラシステム「テラスポ鶴舞 AI カメラプロジェクト」の一環。これまでにない新しい地域スポーツコミュニティーの価値創造の可能性を探求すべく、名古屋市市民経済局、公益財団法人愛知県サッカー協会、NTTSportictが共同で実証実験を立ち上げた。
1月にイーストグラウンドに導入された「AIカメラ」は、AIにより自動で撮影、編集、配信までを無人で行うカメラ。プロジェクトによると、1台でフィールド全体をカバーでき、人の動きを感知して、あたかもカメラマンが撮影しているような自然なカメラワークを実現できるという。
これまでも、ラブリッジの練習風景や「名古屋市ユースサッカー選手権(U14)大会」などのライブ配信を行った実績がある。撮影された過去の動画は「テラスポ鶴舞チャンネル」で見られる。
20日に行う応援放送は、AIカメラの認知拡大と、今月28日に「なでしこリーグ」が再開されるラブリッジのPRを兼ねて企画された。磯村健監督をゲストに迎え、ラブリッジの練習を見ながら、今季ここまでの振り返りやシーズン終盤に向けての意気込みなどを伺う予定。
同施設コミュニティー事業部の大脇一生さんは「新しい配信技術を活用して、さまざまなスポーツをもっと身近に感じてもらえればありがたい。ラブリッジをはじめ、地元のチームを応援してくれるファンが増えていくことを願っている」と話す。
「テラスポ鶴舞チャンネル」で配信する。ライブ配信時間は9時20分~10時(予定)。