「NIshiki-2 SDGs映画祭」が11月6日、錦二丁目エリア(名古屋市中区錦2)で開幕する。主催は映画館「伏見ミリオン座」(名古屋市中区錦2)を運営するスターキャット・ケーブルネットワーク。
映画を通してSDGsについて学び、考えてもらおうという同イベント。同日からスタートする「錦2丁目SDGs Weeks」の連携イベントとして開く。
2020年に発足した錦二丁目をモデル地区に地域と「なごや環境大学」が協働で持続可能なまちづくりを推進する「SDGsまちづくりプロジェクト in 錦二丁目」に参画している同社。プロジェクトの活動を同社の鈴木健之さんは「スターキャットが映画を通してまちづくりに貢献できると気付いたことが、映画祭の立ち上げのきっかけとなった」と話す。
同プロジェクトのファシリテーターを務め、同映画祭を後援する錦二丁目エリアマネジメンの名畑恵社長は「まちづくりプロジェクトを通じて『SDGsが大切なのは理解できたが、SDGsには感動がない』と感じたスターキャットの皆さんが、SDGsと感動を結びつけたいと映画祭の立ち上げに乗り出す姿に感動を覚えた」と振り返る。
会場は、錦二丁目の伏見ミリオン座、THE CUPS FUSHIMI、IMOM SPACEのほか、西区のCBCハウジングセンター名駅北、中区のHisaya-odori Park、TOPPAN DX-GATE。鈴木さんは「映画館の枠を超えた映画祭を目標に、会場の環境を映画館に限定しないことで、『プラスアルファ』を提供したいと考えた」と説明する。
期間中に上映する作品は、「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」「ビッグ・リトル・ファーム」などSDGsに通じる題材を取り上げるドキュメンタリー映画。映画の上映と組み合わせてトークショーやワークショップも行う。
「監督やプロデューサーといった映画製作に関わる人はもちろん、環境問題や食糧問題、貧困、生き方、まちづくりなど、映画の題材に関係する事業の最前線に立つゲストを招いた」と鈴木さん。「参加者とトークゲストが一緒になって、日本が進むべきSDGsの道標と、明日からできる行動について考える時間をつくっていきたい」と意気込む。
参加費はイベントごとに異なる。無料イベントの一部は事前予約が必要。詳細は特設ホームページで確認できる。伏見ミリオン座で実施する全イベントに参加できる「伏見ミリオン座セットチケット(5,000円)」も販売する。
期間中の開催日は11月6日・7日・9日・12日・13日・14日・18日・19日・20日の合わせて9日間。