「ちいさな紙博 ~旅する手紙社~ at パルコ」が12月10日、名古屋パルコ(名古屋市中区栄3)東館地下1階のイベントスペースで始まった。
名古屋パルコで開催される「ちいさな紙博」で販売する缶入り焼き菓子の一例
「東京蚤(のみ)の市」や「もみじ市」「布博」などを主催するほか、雑貨店・カフェを運営する「手紙社」とパルコのタイアップ企画。これまで、仙台パルコ、札幌パルコで開催してきた。名古屋パルコ担当者によると「各地方都市のパルコを手紙社さんが旅するような新しいイベントを」という思いで声を掛け、始まった企画だという。
「紙博」は魅力ある紙ものが集まる祭典として2017(平成29)年に始まった人気イベントで、「ちいさな紙博」はそのエッセンスを凝縮した内容だという。紙もののほか文具、テキスタイル、クラフトを販売する。出店者は兵庫県神戸市の印刷会社「啓文社印刷」、「今に馴染(なじ)む日本の暮らし」を提案するブランド「星燈社」、大阪府堺市の紙の製造販売会社「山本紙業」、活版印刷を手掛ける「緑青社」、イラストや木彫り作品の作家の高旗将雄さんの5者。
手紙社が「敬愛する」という作り手の作品を集めた「手紙社雑貨店」では、イラストレーターやデザイナーが作る「アートなカレンダー特集」や、はんこを集めた「はんこホリック」を展開する。
缶入り焼き菓子も販売。「BUNDY BEANS」「cafe太陽ノ塔」など8ブランドが集まる。「素材や作り方をとことん追求したものから、クッキーの形や食べ終わった後も取っておきたくなる美しい缶など、デザインにも情熱を注いだ菓子缶を集めた。贈り物や自分のご褒美に選んでもらいたい」と名古屋パルコ担当者。なくなり次第販売終了。
営業時間は11時~20時。今月19日まで。