有松絞の新作の浴衣や、浴衣と合わせたいアクセサリーなどを販売する「アリマツーケット」が3月16日、松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄3)南館1階オルガン広場で始まった。
同マーケットは2019年6月、絞り染めの産地の有松で開催される「有松絞りまつり」に合わせ有松天満社(名古屋市緑区)で初開催された。昨年、有松を飛び出し、同会場で初めて出張開催した。
この夏に向け、染め上がったばかりという有松絞や、藍染めの浴衣生地を約70反を用意。うち3着は仕立て上げた浴衣で、そのほかはオーダーを受ける。価格は6万~7万円が中心で、中には5万円程度の「お値打ちなもの」から、10万円を超えるものもある。背の高い人や男性向けに7種類の反物も用意する。
同イベントを主催する「ありまつ中心家守会社」の武馬淑恵さんは「6月に予定している『有松絞りまつり』に着て来てほしい逸品をそろえた。男性用の帯などもそろえているので、男性の浴衣デビューの機会となれば」と話す。
このほか会場では、瀬戸焼やドライフラワー、キャンドルなどを使ったアクセサリーや、岐阜産のヒノキを使った踊り下駄を製造・販売する「郡上木履(もくり)」が、有松絞を使うブランド「まり木綿」の手拭い生地を鼻緒に使ってコラボレーションした下駄、絞りの形状記憶素材を活用した雑貨、絞りの浴衣にコーディネートしやすいという半幅帯などを販売する。
似合う服が分かる「骨格診断」(所要時間は30分程度、5,000円)や、似合う色についてアドバイスを得られる「パーソナルカラー診断」(同、3,500円)も行う。事前のウェブ予約可。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月21日まで。