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ドルフィンズが栄に地域共創スペース 「スポーツによるまちづくり」拠点を設立

「スポーツによるまちづくり」をテーマにした施設「ドルフィンズポート」が、4月28日にオープン。22日にオープニングセレモニーを開催し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ山下雄樹社長(写真中央)らが登壇

「スポーツによるまちづくり」をテーマにした施設「ドルフィンズポート」が、4月28日にオープン。22日にオープニングセレモニーを開催し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ山下雄樹社長(写真中央)らが登壇

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 名古屋ダイヤモンドドルフィンズが4月28日、栄のオアシス21(名古屋市東区東桜1)に「スポーツによるまちづくり」をテーマにした施設「DOLPHINS PORT(ドルフィンズポート)」をオープンする。

コンセプトは「多様な人々が集まる共創スペース」

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 ドルフィンズポートは、140平方メートルのスペースに、机、いす、ソファー、ホワイトボードなどを設置。いすなどの配置を変えることで、休憩スペースやテレワークスペース、会議スペースなどさまざまな用途に使用できる。一部スペースの利用は受付で申請が必要だが、使用料は無料。施設内はWi-Fiと電源を完備し、来場者は無料で利用できる。施設の壁を使用したパブリックビューイングも可能。ドルフィンズは、愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所や有識者らと共にワーキンググループをつくり、同施設から地域社会の課題解決や活性化を地域自らがアップデートし続けられる仕組み「地域共創プラットフォーム」の構築を目指す。

 22日には、オープニングセレモニーを開き、施設開設の背景や今後の展望などを発表した。ドルフィンズの山下雄樹社長は「ダイヤモンドドルフィンズは2016(平成28)年のBリーグ参入から『Dream of NAGOYA(ドリームオブナゴヤ)』を企業理念として掲げ、『名古屋の夢を拓(ひら)く』ことを目指してきた。ドルフィンズポートでは、スポーツが持つ力を生かしながら、誰もが集まれるオープンスペースを提供し、『名古屋をもっと楽しくする!』を合言葉に各種イベントを行っていきたい。バスケットを通じて、名古屋をもっと楽しく、もっと元気にできるような活動を、ワーキンググループのメンバーと一丸となって積極的にチャレンジしていきたい」とあいさつした。

 プロジェクトマネジャーの園部祐大さんは、施設の概要や「多様な人々が集まる共創スペース」というコンセプトを説明。ドルフィンズが目指す「スポーツによるまちづくり」の栄地区での拠点となる構想を紹介した。今後の企画として、ドルフィンズ斉藤拓実選手の発案によるプロジェクトなども予定されている。

 山下社長は「選手たちも地域の人々とのいろいろなイベントを計画している。一緒に楽しみながら盛り上げてもらえたら。新B1リーグに参入するためにも、ドルフィンズは認知度、魅力度がさらに必要。ここを活用しながら、ドルフィンズを、バスケットを、知ってもらい、試合会場に足を運んでもらえるようにしたい」と施設に期待を寄せた。

 園部さんは「バスケットボールクラブだけでやるのではなく、行政や経済団体も参画することで、取り扱うテーマがスポーツのことに留まらず、本当の意味でのスポーツによるまちづくりができると考えた。必要最小限のものを用意した自由度の高いオープンスペース。さまざまな人々が関わり、より良い形を利用者と共につくり上げていく循環を生んでいきたい」と話す。

 5月27日には「スポーツによるまちづくり」をテーマにしたオープニングイベントを開催。ドルフィンズ、愛知県、名古屋市ほかのワーキンググループメンターが登壇し、トークセッションやパネルディスカッションを行う。開催時間は10時~11時。参加無料。

 営業時間は10時~20時。

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