栄エリアのライブハウスやクラブなどを会場に音楽ライブを巡って楽しむオムニバス・ライブサーキット「SAKAE SP-RING（サカエスプリング） 2022」が6月4日・5日の2日間、開催される。

　「新しい音楽との出会い」をコンセプトに、名古屋のラジオ局「ZIP-FM」が2006（平成18）年に開催を始めた同イベント。毎年およそ300組のアーティストが出演し、2019年までの14年間で延べ2900組以上が出演。2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止した。

　3年ぶりに開催する今回は「感染症拡大防止ガイドライン」に沿った感染症対策を実施するほか、各会場のキャパシティーを制限する。295組のアーティストが出演する予定。会場は栄・新栄の17カ所。

　同社広報担当者は「自分で見たいアーティストのタイムテーブルを組む楽しさがある。入場規制になってしまうこともあるが、それもイベントの面白さ。近くで開催しているアーティストのライブを予定外で見てみたら、楽しかったという発見も。音楽配信のサブスクなどで予習もしやすくなっているので、楽曲を聞いて気になったアーティストの生のライブに行く楽しみもできるのでは。まち歩きやライブに疲れたら近くのカフェで一休みするなども都市型ライブサーキットの楽しみ方の一つ」と魅力を説明する。

　出演者やタイムテーブルは、イベントホームページで確認できる。公式アプリでは、各会場への地図や混雑状況、タイムテーブル、アーティスト情報を確認できるほか、お気に入りのアーティストを登録することでマイタイムテーブルの作成もできる。

　同担当者は「ライブなどは再開されつつあるが、コロナ前までの水準には回復していない。まだまだ様子見の方も多いと思うので、こうしたイベントをきっかけに、エンタメに触れる機会になれば。『生』に勝るものはないので、久しぶりにライブを体感してほしい」と来場を呼びかける。

　開催時間は各日11時30分～（開場11時）。料金は1デーパス＝4,000円。チケットは接触感染防止のため電子チケットのみで、イープラス、チケットぴあで販売する。購入した電子チケットは、4日・5日に栄の「オアシス21」の特設会場でリストバンドと引き換える必要がある。リストバンド着用で自由に各会場を入退場できる。

　「オアシス21」では、同イベントと連動したフリーライブやアナログレコードマーケットなども開催する。