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名古屋パルコにコーヒースタンド 「コーヒーと共に生活する」スタイルを提案

コーヒーを差し出す「Q.O.L. COFFEE」オーナーの嶋勇也さん

コーヒーを差し出す「Q.O.L. COFFEE」オーナーの嶋勇也さん

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 コーヒースタンド「Q.O.L. COFFEE BREWERS」が4月8日、名古屋パルコ(名古屋市中区栄3)西館1階にオープンした。

「Q.O.L. COFFEE BREWERS」の外観

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 同店を立ち上げたのは、中区丸の内にある、スペシャルティーコーヒーを扱うカフェ「Q.O.L. COFFEE」。「コーヒーの楽しさやおいしさを伝えていくことで、生活をより豊かにしていきたい」との思いを掲げ、コーヒー豆を店内で焙煎(ばいせん)、販売している。コーヒー豆を使ったドリンク、フードやスイーツといったカフェメニューは、イートインやテイクアウトで楽しめる。オーナーの嶋勇也さんは「ロースターカフェとしての活動が広く認知されるようになり、次のステップに踏み出したいと考え、新店舗の立ち上げに踏み切った」と振り返る。

 同店はテイクアウトを主体としたコーヒースタンド。嶋さんは「日常的に気軽に立ち寄れるのがコーヒースタンドの良さ」と語る。一方、設計ではスペシャルティーコーヒーを扱う店舗にふさわしい高級感を演出し、「ちょっと背伸びして行きたくなるような」店づくりを目指したという。

 「コンセプトは『本場のコーヒーライフスタイルを日常から』。コーヒーは、人と人との間に会話が生まれるツールであり、人と生活、街を結ぶきっかけを与えてくれるもの。従来の『座って飲む』とは異なる、コーヒーを片手に立ち話をしたり、街を歩いたりといった『コーヒーと共に生活する』スタイルを提案したいと考えた」(嶋さん)。

 メニューにはドリップコーヒー(520円~)やカフェラテ(550円)といったドリンク類をはじめ、スペシャルティーコーヒーを使ったソフトクリーム(500円)などのスイーツがそろう。コーヒー豆(100グラム850円~)も販売。コーヒーは注文を受けてから豆をひき、1杯ずつ提供する。「ドリップの様子なども目で見て楽しんでもらいたいと、あえて開放的な造りにした」と嶋さん。仕切りがないためコーヒーの香りは店先まで広がり、コーヒーミルやエスプレッソマシーンの機械音が直に伝わるなど、注文や提供を待つ間は、目と鼻と耳でコーヒーを楽しむことができる。

 嶋さんは「名古屋パルコは若い世代が行き交う場所。そんな場所からスペシャルティーコーヒーを届けることで、若い世代の方々にもコーヒーに興味や関心を持ってもらえたら」とほほ笑む。「立地を生かし、アパレルブランドや雑貨店など他業種とのコラボレーションやプロアーティストの展示、ローカル店舗と共同でのイベント開催、他のロースターのコーヒー豆を定期的に扱う企画『ゲストビーンズ』などにも挑戦したい」と意気込む。

 営業時間は当面の間11時~20時。予告なく変更の可能性あり。

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