都市近郊農家によるファーマーズマーケット「EIYOSO(エイヨウソ)」が7月24日、ヒサヤオオドオリパーク北側の「シバフヒロバ」(名古屋市中区丸の内3)で開催される。
ブースはソーシャルビジネスプロジェクト「木の空間づくり」制作
主催は、軽貨物運送事業、農家専属配送事業などを手がけ、近年は旬の野菜を生産者から消費者に直接届ける予約販売型サービス「アグリカーゴ」を展開する物流会社「ダイサンロジタス」(稲沢市)。「作る人、食べる人、みんなが栄養を吸収し笑顔が広がっていくような幸せが循環する『旬野菜の祭典』」をコンセプトに掲げ、今年5月に「トマト」をテーマに初開催した。
今回のテーマは夏に旬を迎える「コーン」。名古屋市港区の「名古屋みなと農園」や、碧南市の「武ちゃん農場」「長谷部農園」などのトウモロコシ生産者が出店するほか、豊橋市の「廣田農園」のトウモロコシの委託販売も行う。同マーケットを担当する五十嵐陽子さんは「トウモロコシは『鮮度が命』ともいわれる野菜。品種ごとの特徴やおいしく食べる方法など、トウモロコシのおいしさを一番理解している生産者の方々に直接聞いてもらえたら」と話す。
地産地消や地域に根差した取り組みを展開する出店者も。岡崎市の野菜レストラン「ちゃのまのごちそう」など、さまざまな地元飲食業がキッチンカーで出店し、トウモロコシをはじめ旬の野菜をメインに使った料理や、夏をイメージしたスパイシーな料理、かき氷など夏のスイーツなどを販売する。他にも、野菜の植え付け、収穫、袋詰めまで行う岐阜県岐阜市の就労支援事業所「ウェルアーチ」や岐阜県八百津町の養蜂場「おおだいら養蜂場」などが出店する。各ブースでは出店者が取り組むSDGsの課題のアイコンを掲示し、社会問題解決の啓発も目指すという。
開催時期にちなみ、「夏祭り」をイメージした催しも企画。スーパーボールすくいなどの屋台を出店するほか、冷たいドリンク、アルコール類の販売を予定している。
開催時間は、マーケット=10時~17時、キッチンカー=10時~20時。