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名古屋「テレピアホール」がアニメコンテンツ専用に 第1弾は「ごちうさ」展

アニメコンテンツ専用ホールに生まれ変わり、第1弾コンテンツとして「ご注文はうさぎですか?展」の開催を始めた「テレピアホール」出入り口

アニメコンテンツ専用ホールに生まれ変わり、第1弾コンテンツとして「ご注文はうさぎですか?展」の開催を始めた「テレピアホール」出入り口

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 東海テレビ放送が運営する「テレピアホール」(名古屋市東区東桜1)が7月16日、アニメコンテンツ専用ホールに生まれ変わり、第1弾コンテンツとして「ご注文はうさぎですか?展Cafe Lumiere」が始まった。

「ご注文はうさぎですか?展」で展示する「ココア」「チノ」の等身大立体フィギュア

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 1988(昭和63)年にオープンした同ホールは、地域に貸し出す多目的ホールとして運営を開始。コンサートやテレビ番組「笑っていいとも!」の公開生放送なども行い、2014(平成26)年頃からは自社の催事を中心に開催する方向に変更。2013(平成25)年開催のイベント「アートアクアリウム」は期間中、約30万人が来場。「カーペットが駄目になるほどのにぎわいだった」と振り返る東海テレビ放送事業局専任ゼネラルマネジャープロデューサーの藤井潤さん。そのほか、演劇、落語、eスポーツイベントなどを開いてきた。

 「着席型の催事だと会場面積が狭く、収益を上げづらい」「栄駅から繁華街ではない方向の立地」などの懸念点もあったという。コロナ禍が少しずつ落ち着いたころ、同ホールでもイベントを復活。「アニメ系のイベントを開催すると、作品のファンがたくさんいるが、コントロールできる範囲の来場者数で、物販の売れ行きがよく、客単価は高く、メリットを感じた」と藤井さん。

 アニメのマーケットは大きく、東京・大阪では多くのイベントが開かれている。名古屋もニーズはあるが、ちょうどいい会場が少なく、開催自体が飛ばされる場合もあるという。「美術館だとなじまないし、百貨店だと期間が合いづらい。テレピアホールでいくつかアニメ系催事の開催を重ね、規模もちょうどよく、自由に世界観が作れる環境でもあり、手応えを感じてアニメコンテンツ専用にすることにした」と説明する。「アニメの発信地として認知してもらえるようになりたい。インバウンドも増え続けると思うので、その効果や、2026年の『アジア競技大会』開催時期にも期待したい」とも。

 初回コンテンツの「ご注文はうさぎですか?」は、喫茶店「ラビットハウス」を舞台にキャラクターの日常を描く作品。連載10周年の記念企画で、昨年10月の東京会場を皮切りに、大阪、新潟、福岡で開催し、名古屋は5会場目。

 会場には、コミックスの表紙など約200点のイラストを展示。コーヒーやスイーツ、カウンター席、テーブル席などを置き「ラビットハウス」の世界観を再現したコーナーには、「ココア」「チノ」など5キャラクターの等身大立体フィギュアも展示。写真撮影が楽しめるようにした。「世界の中に入り込んでキャラクターと触れ合える。立体のため後ろからも見られる」と同担当者。「ココア」「チノ」の部屋を再現したコーナーや、「チノ」が連れている「ラビットハウス」で飼われているアンゴラウサギの「ティッピー」(以上、写真撮影可能)を置いたフォトスポットも設置(イラストなどは撮影不可)。物販コーナーでは、パンフレット、アクリルスタンド、タペストリーなどを販売する。

 開催時間は10時~17時(最終入場は16時30分まで)。土曜・日曜・祝日の10時~12時は、販売枚数に上限を設けた「日時指定制」(10時~11時、11時~12時)。入場料は2,000円。今月31日まで。

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