「松坂屋名古屋店」(名古屋市中区栄3)が販売するおせち商品が9月21日、報道向けに披露された。
2023年のおせち商品のテーマは「多彩」。おせち担当者の富岡俊さんは「普段から松坂屋を利用するお客さまに加え、新型コロナを機に広がった若年層など新規のお客さまにも選んでもらえるよう、価格やサイズ、内容など、多彩に商品を展開した」という。
ラインアップの特徴は「SDGs」「こだわり」「迎春」。おせち商品と「迎春料理」合わせて350点を扱う。
大丸・松坂屋のマスコット「さくらパンダ」と中日ドラゴンズの「ドアラ」がタイアップした「地球にやさしいドアラ×さくらパンダおせち 和・洋風二段」は、地元の杉の間伐材を使う重箱や紙の間仕切りを使うなど、環境に配慮。料理には主に東海3県の食材を使用。ドアラの好物のパン、手羽先、コーンや、「竜」をイメージし、レーズンバターを包んだパン、甘辛い手羽先の味を付けた鶏の唐揚げ、コーン入りの練り物、飛竜頭、ドラゴンフルーツなどを詰めた重と、さくらパンダをイメージしたサクラのモチーフを散りばめた重の2段。両キャラクターがデザインされたミニボトルも付く。価格は2万4,000円。
初めてタッグを組むという「鳥羽ビューホテル 花真珠」のおせちが初登場。イセエビを未来も食べ続けるために、イセエビの産卵期の保護や他県よりも長い禁漁期間の設定、小さい魚やエビがかからないように漁網の網目の基準を設けるなどの取り組みを行う三重県志摩市産のイセエビ3尾が目玉の「和風五段」。価格は6万9,500円。
「量はいらない。料理の種類を増やしてほしいという声から生まれた企画」(富岡さん)という、25マスに「つまみ」料理を詰めた「おつまみおせち」も用意。「あまから手帖」編集顧問の門上武司さん監修の「おつまみ食いしんボックス おつまみ風一段」と、「酒場詩人」の吉田類さん監修の「おつまみ玉手箱2023 おつまみ風一段」(以上、1万6,800円)の2種類を用意。料理にはペアリングする酒の種類を印刷した透明フィルムをかける。
昨年好調だったという、おせち以外の「迎春料理」も強化。「だし巻き玉子」(右大臣、4,000円)、「せいごがにのグラタン4個」(メゾン・ド・レトワール、8,130円)、「お年賀タルト」(キュームタルト、4,955円)、「京和菓子おせち」(伊藤久右衛門、7,560円)など36商品を扱う。
受注開始は、オンライン=今月22日14時、店頭=10月1日。