食べる

錦に「大衆すし酒場 魚喜」 「奥志摩グループ」の新業態店、全国から魚仕入れる

「大衆すし酒場 魚喜」店長の大野さん(右)と、「ガリおやじ」の名札をつけるすし職人

「大衆すし酒場 魚喜」店長の大野さん(右)と、「ガリおやじ」の名札をつけるすし職人

  • 10

  •  

 名古屋で三重県伊勢志摩の魚介を提供する居酒屋「奥志摩」などを展開する「奥志摩グループ」の新業態「大衆すし酒場 魚喜(ウオヨロコビ)」(名古屋市中区錦3、TEL 052-953-0940)が10月10日、錦にオープンする。

「大衆すし酒場 魚喜」で提供するすしの一例

[広告]

 一貫64円から提供する握りすしと、酒を楽しめる同店。三重や名古屋など、これまで培ってきた魚介の仕入れルートのほか、新しく仕入れ先を開拓し、北海道や青森、金沢、九州など、全国から「すしネタにいい新鮮な魚」を仕入れるという。店長の大野仁さんは「この店のために仕入れ先を探し、仕入れる内容にこだわった」と話す。

 新業態店は「利用しやすい店を」との考えで、単価を抑えた価格帯の「大衆酒場」として営業する。「海鮮居酒屋の強みを生かし、すし酒場に。錦という土地柄と、高価なイメージのすしでも、価格帯を抑え入ってきてもらいやすいように工夫した」と大野さん。

 すしは、にぎり、巻物など含め、約60種類を用意する。主なメニューは、「げそ」「カニサラ軍艦」「たまご」(以上、一貫=64円)、「甘えび」「ハマチ」「芽ネギ」(以上、同=108円)、「サーモン」「炙(あぶ)りしめさば」「真だい」(以上、同=152円)、「生たこ」「大えび」「えんがわ炙り」(以上、同=207円)、「本まぐろ」「ほたて」「穴子」(以上、同=273円)、「中トロ」「うなぎ」(以上、同=328円)など。このほか、マグロ専門店から仕入れたという「本まぐろ赤身」(273円)、「本まぐろ大トロ」(658円)、長崎産「のどぐろ」(658円)など、「すし好きの人でも満足してもらえるような、自信を持って食べてほしいと思う、いいネタ」(大野さん)を日替わりで「おすすめ」メニューとして提供する。

 のせた削り立てのバターが溶け出した状態で食べる「うなぎ蒲焼きバター寿司(すし)」(1,089円)、サバを干物に仕込むところから作る「焼きさば棒寿司」(1,320円)、「帆立(ほたて)の蟹味噌(かにみそ)焼き」(649円)などの焼き物、「蟹リゾットコロッケ」(1個、319円)などの揚げ物、「ほうじ茶香る鮨屋のクリームブリュレ」(495円)などのデザートなどもそろえる。

 ドリンクはビール、焼酎のほか、800ミリリットルの「ドデカジョッキ」で提供するサワー・チューハイを用意。日本茶店から取り寄せる茶葉で作る「緑茶ハイ」「定番のレモンサワー」「鮨屋のガリチューハイ」(以上、539円)など。日本酒は、愛知の「長珍(ちょうちん)」、和歌山の「紀土(きっど)」など9種類の日本酒を、グラス1杯(約90ミリリットル)を429円で販売するほか、生酒、季節商品なども取りそろえる。

 プレオープン中は、サラリーマン、近隣のナイトワーカー、富裕層、子ども連れ、1人客など、幅広い客層が来店したという。

 「すしと一緒にお酒を楽しむのもいい。お酒なしで、すしメインで楽しんでもらうのもいい」と大野さん。「店長ほかスタッフの名札には、好きな魚や、ワサビ、ガリなどすしにちなんだものが書かれている。気軽に呼んでもらえれば」とも。

 店舗面積は約30坪。席数は、カウンター席16席、4人がけテーブル8卓、全48席を用意する。

 営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース