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栄の地下街「セントラルパーク」に「魚屋」お目見え 鮮魚、魚料理、魚バーガー3店

「下の一色魚市場」(中央)、「魚屋の台所」(奥)、「サカナノバーガー」(手前)が軒を連ねる店舗外観

「下の一色魚市場」(中央)、「魚屋の台所」(奥)、「サカナノバーガー」(手前)が軒を連ねる店舗外観

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 鮮魚や魚料理を提供する「下の一色魚市場」「魚屋の台所 下の一色」「サカナノバーガー」の3店が4月15日、栄の地下街「セントラルパーク」(名古屋市中区錦3)に隣り合ってオープンした。

鮮魚や海産物の加工品や魚の総菜が並ぶ「下の一色魚市場」店内の様子

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 店舗面積は3店合わせ約62坪。運営は、鮮魚の卸・小売、飲食事業を手がける「寿商店」(中区)。昨年3月に約100年の歴史に幕を下ろした「下之一色魚市場」(中川区)にルーツを持ち、同社が営む直営店の屋号は「下の一色」としている。

 「下の一色魚市場」では、鮮魚や刺し身のサク、干物などの加工品のほか、店舗奥のキッチンで調理する魚の煮付けや焼き物、揚げ物などの総菜、すしや丼ものなどの弁当を販売する。同社常務取締役・森朝奈さんによると、鮮魚は同社が市場で仕入れる「お値打ちで旬のおいしい海産物」のほか、五島列島(長崎県)から直送される商品を扱う。活魚が泳ぐ水槽も設置。三枚おろしなどの鮮魚カットサービスも提供する。

 森さんは「グランドオープン前の準備中から、年配のお客さまを中心に『ここ(セントラルパーク)で魚が買えるのがうれしい』という声ももらっていた」と話す。今後は生産者の顔が見えるイベントや商品開発も行うという。

 魚食堂「魚屋の台所 下の一色」では、日替わり定食、日替わり丼、海鮮漬け丼などを提供。「下の一色魚市場」で購入した総菜のほか、鮮魚を刺し身や焼き、揚げ、しゃぶしゃぶ、煮付けなどの調理を依頼して食べることもできる。席数は38席。森さんは「昼は定食、丼物が中心で食事ができる。夜はアルコールメニューと共に魚料理を楽しめる店として展開する」と話す。

 「サカナノバーガー」では、「魚離れ」せず手軽に身近に魚をたくさんの人に楽しんでほしいという考えで立ち上げた業態。新潟の店に次ぐ2店舗目。サーモンステーキとスモークサーモンのマリネ、アボカド、トマトを挟んだ「ダブルサーモンアボカドバーガー」(単品=980円、ドリンク・ポテトセット=1,380円)、エビと国産豚のパテを挟み「桜海老(えび)ソルト」を添える「桜海老香るダブルぷり海老バーガー」(同)、国産アジを三枚おろしにして手作りするアジフライと骨せんべいを添える「アジフライバーガー」(同)などをテイクアウトで販売する。「魚屋の台所」でも食べることができる。バンズは試作を100回くらい重ねて開発したという。

 30代の女性客の利用が多いという。森さんは「出来上がりを待つ間に魚市場を見て回って、鮮魚や魚の総菜を見てもらい『おいしそう』と興味を持ってもらえたら。魚好きの育成を目指す」と意気込む。

 営業時間は、10時~21時(日曜・祝日=20時まで)。飲食営業は11時から。

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