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愛知県芸術劇場で「第20回AAF戯曲賞」受賞公演 4人のダンサーが戯曲に挑戦

第20回AAF戯曲賞大賞「リンチ(戯曲)」が愛知県芸術劇場小ホールで上演。写真は公演のイメージ画像(C)久富健太郎

第20回AAF戯曲賞大賞「リンチ(戯曲)」が愛知県芸術劇場小ホールで上演。写真は公演のイメージ画像(C)久富健太郎

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 「第20回AAF戯曲賞」で大賞に選ばれた「リンチ(戯曲)」の受賞記念公演が11月4日~6日、愛知県芸術劇場(名古屋市東区東桜1)小ホールで上演される。

昨年上演された第19回AAF戯曲賞受賞記念公演「ねー」

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 AAF戯曲賞は、愛知からの文化の発信、演劇界の次世代を担う人材の発掘・育成などを目指し、愛知県芸術劇場主催で2000(平成12)年より開始。上演を前提として戯曲を募集・審査を行い、受賞作品を決定。演出家、出演者を選定し、同劇場小ホールで上演を行っている。第20回は応募117作品の中から昨年1月、羽鳥ヨダ嘉郎さんの「リンチ(戯曲)」が大賞に選ばれた。

 「リンチ(戯曲)」は、戦時下や戦後の日本をテーマにする文献からの引用文や、介護のシーンをコラージュして描かれた戯曲。演出は、ニューヨークダンス&パフォーマンスアワードで最優秀作品賞、ニューヨーク市芸術家助成フェローなど、多数の受賞歴を持つ振付家・演出家・ダンサーの余越保子さん。出演は余越さんほか、垣尾優さん、アラン・シナンジャさん、小松菜々子さん。

 余越さんは、戯曲を基にダンスを軸にした演出プランを提案。ジャズのセッションのように、4人のダンサー一人一人が「体の密度で奏でるエネルギーで作品を作り上げる」ステージになるという。余越さんは「ボディーが4つあるところから考えている。羽鳥さんの言葉は体を突き動かすものが多く、主語がなくてダンスの感覚と同じ。戯曲のどこの文章を取っても、いくらでも踊れる楽しさとワクワク感の宝庫」と話す。

 17時開演。料金は一般=3,000円、U25=1,000円(要証明書)、リピーター割=1,000円(当日のみ販売。本公演を別日に鑑賞済みの人が対象。要半券提示)。

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