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名古屋の「ZIP-FM」が開局30周年企画のテーマ発表 新ナビゲータも紹介

新人ナビゲーターのコーリア留奈さん(右)と西岡大貴さん(左)。コーリアさんが持つのは開局30周年公式キャラクター「Radiens(ラディアンズ)」

新人ナビゲーターのコーリア留奈さん(右)と西岡大貴さん(左)。コーリアさんが持つのは開局30周年公式キャラクター「Radiens(ラディアンズ)」

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 名古屋のラジオ局「ZIP-FM」(名古屋市中区丸の内3)が3月16日、開局30周年プロジェクトのテーマやコンセプトを発表した。

開局30周年企画について記者発表を行ったZIP-FMの浦出高史社長と編成局長の工藤博さん

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 1993(平成5)年10月1日開局した同局。同社の浦出高史社長は開局30周年のステーション・テーマ「BEYOND THE RADIO ~次の世代へ、新時代のZIP-FMを繋(つな)ぐ~」を発表。「テーマに込めた思いの一つは未来志向。これまでのリスナーの皆さまへの感謝は当然だが、ZIP-FMの次世代化を図る。若返りや聴取率ナンバーワンという単純な理論ではなく、品質を磨く。数字はおのずとついてくると思う。もう一つは新たな価値の創造。オーディオ産業をけん引できれば」と話す。

 テーマの根底として「皆さまに愛される『FM放送局=コア事業としての深化』」「今後のAudio産業を見据えた『新たな事業構造・パートナーシップ創造』」「SDGs理念に根差し、社会・働く人々に寄り添う『経営の次世代化』」の3つの柱を設定。

 浦出社長は「お客さまが判断する国内ナンバーワンのラジオステーションを目指す。ラジオとの相乗効果のある分野に本格参入し事業領域を拡大。イベントやライブ制作を得意してきたが、脱・自前で、外部のプロフェッショナルパートナーと一緒に作る枠組みで考えていく。働く環境の変更や、名古屋から放送される電波の電力の30%を『愛知Greenでんき」』に切り替える」など、思いや取り組みを話した。

 同社編成局長の工藤博さんが同プロジェクトの企画内容を披露。今月31日~4月3日にキックオフイベントとして鶴舞公園(昭和区)で「ZIP OHANAMI STATION」を開催。特設ステージで公開生放送やライブ、小学生以下を対象にしたカラオケステージを行うほか、会場ではグルメ販売などを展開する。4月~12月には、ヒサヤオオドオリパークで展開中の既存の「エシカル・ツキイチ・マルシェ」とコラボしたイベントを毎月1回(基本的に第3日曜)開催。番組と連携しながらイベントを通じてエシカルな生活を提案していくという。

 オンエア展開として、4月~12月の毎月30日は、ヒップホップやアコースティック、クラシックなど特定の音楽ジャンル専門のラジオ局に「変身」する企画や、5月3日には子どもたちの未来をテーマにした大人も子どもも楽しめる特別番組も予定している。そのほか、同局で初めてだという公式キャラクターも展開する。

 記者発表当日は、新人ナビゲーター3人のうち、コーリア留奈さんと西岡大貴さんが駆け付けた。コーリアさんは「ラジオは声で本音や素が出る正直なメディア。ラジオがおしゃれとしている自分より年下の大学生くらいの世代もいる」、音楽家でもある西岡さんは「小学4年生くらいでラジオにはまったラジオっ子。今ではラジオはradiko(ラジコ)などアクセスしやすいメディア。タイムフリー機能でいつでもどこでも聴ける面白さがある」と話した。

 今月31日には春の番組改編が行われ、7つの新番組が始まり、2つの番組がリニューアルする。

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