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名古屋で電動キックボード、電動アシスト自転車のシェアサービス始まる

シェアリングサービス「LUUP」の電動キックボードや電動アシスト自転車の前で岡井大輝社長

シェアリングサービス「LUUP」の電動キックボードや電動アシスト自転車の前で岡井大輝社長

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 電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービス「LUUP(ループ)」の提供が5月30日、名古屋市内で始まった。

シェアリングサービス「LUUP」のポートの様子

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 同サービスは東京、大阪、京都などで展開。利用者は30代が最も多い。現在、東京で約2000カ所、全国で約3000カ所のポートを持つ。車両を小型化することで、従来のシェアサービスと比較し省スペースにポートを設けられ、ポートの設置場所の密度の高さを実現できるという。

 名古屋では栄や名駅エリアなどに合計50以上のポートを設置し、電動キックボード、電動アシスト自転車各50台でスタートする。同サービスを運営する「Luup」(東京都)の岡井大輝社長は「今後も増やす計画で数十倍を目指す。アンケートや乗車後のコメントから情報収集し、希望が多い場所にポートを増やしていく。逆に多すぎる場所は減らすことも。まちのニーズを聞いていきたい」と話す。

 電動キックボードの最高速度は時速15キロメートル。道路交通法上は小型特殊自動車の扱いとなる。「電動キックボードは1、2キロ程度の短距離の利用に合い、ぱっと乗り降りできる。観光など、生身で街を体感したり、少し高い位置から街を見たりしながら走行できる」と岡井社長。

 名古屋ですでに展開する他社のシェアサービスについては「シェアサービスの日常利用者はまだ少ない。例えば急いでいるシーンでタクシーを捕まえるように、シェアサービスを想起してもらえるようになるには、1社では難しい。何社もタクシー会社があるように、公共交通としての一定の密度を高めるには、全社協力して数を増やしていきたい」と話す。

 サービス開始当日は栄の「サカエ ヒロバス」で、愛知県警と中警察署の協力で交通ルール啓発イベントが行われた。岡井社長は「安全を意識して、街の活性化を高めていきたい。市販の電動キックボードが出回る前に正しく使うルールを伝えていきたい」と意気込む。

 利用には専用アプリで会員登録が必要で、電動キックボード利用には運転免許証登録、交通ルールテストの連続満点合格が必要。アプリでポートの位置と、車両があるかどうかやバッテリー残量も確認できる。

 乗車前に、返却するポートを選択する必要がある(後から変更も可能)。返却時にはポート枠線内に返却したことをアプリ上で写真を撮影・提出することで街の景観を損ねないようにサービス設計を行う。

 利用料金は、基本料金50円、時間料金1分=15円。

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