「矢場とん」のイメージキャラクター「ぶーちゃん」で客室を飾った「ぶーちゃんルーム」に泊まれる宿泊プランの販売が7月21日、「変なホテルエクスプレス名古屋 伏見駅前」(名古屋市中区錦1)で始まった。
同ホテルは最短10秒でチェックインできる新システムを特徴とする「変なホテルエクスプレス」の1号店。地元企業とのコラボ企画で客室を飾る試みは、4月12日発売の名古屋のスイーツ「ぴよりん」のアイテムで飾った「ぴよりんルーム」から始まった。同ルームは1部屋のみの展開だったが好評を受け7月から2部屋に増やした。
今回、コラボする「矢場とん」は名古屋名物の一つでみそかつを提供する有名店。同ホテル支配人の宮崎達也さんは「名古屋めしを楽しみに名古屋へ来る人も多い。名古屋めしといえばみそかつの『矢場とん』ということで声をかけたところ、『面白そう』と快諾してもらえた」と話す。宮崎さんによると、矢場とんがホテルとコラボするのは初めてだという。
「ぶーちゃんルーム」はツインタイプで、広さは25.7平方メートル。1部屋のみ展開。「ぶーちゃん」の全身をあしらうシートでドア通路面を飾ることで「ウエルカムぶーちゃん」を表現する。室内には、「ぶーちゃん」の顔のベッドスロー、1カ所だけ「隈取りぶーちゃん」を忍ばせたデザインのカーテン、野球のピッチングやコックなどさまざまな姿の「ぶーちゃん」が描かれた壁紙などを設置。ベッドスロー、カーテン、壁紙は今回のために作った。「ぶーちゃん」のマグカップも置く。壁側にはズラリと34個、枕元には2個、「ぶーちゃん」のぬいぐるみを飾る。「照明を落とすと、雰囲気が違うぶーちゃんルームが楽しめる」と宮崎さんは胸を張る。
「名古屋を楽しむ際には宿泊も目的の一つ。地元企業とのコラボルームで名古屋にこんな魅力もあるのか、と知ってもらえれば」と宮崎さん。「みそかつを食べ、ぶーちゃんに囲まれて眠ると、みそかつの夢を見るのでは」と笑顔を見せる。
宿泊プランには「矢場とん」(矢場町本店ほか)での夕食(1回)が付く。メニューは「極上リブ鉄板とんかつ定食」「鉄板ひれとんかつ定食」から選べる。利用日のディナータイムに並ばずに入店できるエクスプレスカードも進呈する。「ぶーちゃん」と同ホテルロゴマークを並べたデザインのキーホルダーも宿泊人数に応じて1個または2個進呈する。
1室当たりの料金は(税・サービ料込み)は、夕食付き=2万4,400円~、夕食・朝食付き=2万7,000円~。来年3月31日宿泊分までの販売を予定する。