「大須夏まつり」が8月5日・6日、大須観音（名古屋市中区大須2）境内や万松寺（大須3）、大須商店街（大須2、3）の各通りで開催される。今年で72回目。

「大須夏まつり」メイン会場の大須観音境内

　5日にはサンバ隊や阿波踊りが商店街を練り歩くパレードや、盆踊り大会、プロゲーマーの高橋名人をゲストに迎えた「ぷよぷよeスポーツ大会」などを行う。eスポーツ大会は、大須観音境内の駐車場の特設会場で開催（予選は13時開始、決勝戦開始は18時）。参加申し込みは専用フォームで受け付ける。

　6日にはコスプレイヤーによる「世界コスプレサミット」パレードを行う。フィナーレには大須太鼓と、地元の人や地元の小中学校の教員など有志が手筒花火を披露する。

　両日共大須観音会場では、地元アイドルやダンスユニットがライブを開催。地元の子どもたちや保護者が運営する「屋台村」では、風船ヨーヨーや射的などの縁日あそび、ビール、かき氷などを販売する。

　今年は、8月3日・4日に盆踊り大会も開催。今年の同祭実行委員長で、大須商店街で「中野呉服店」を営む中野公嗣さんは「盆踊りに注力するために開催日を増やした」と話す。

　今年の盆踊り大会は、定番曲に加え、大須商店街を南北に通る本町通りを境に各商店街筋を東側と西側のチームに分け、オリジナル盆踊りの楽しさを競う企画も行う。西チームはサンプラザ中野くんさんが歌う「Runner（ランナー）」、東チームは三好鉄生さんの「すごい男の唄」にのせて、地元アイドルやダンスユニット、地元テレビ局の協力の下、オリジナル盆踊りをつくった。商店街の店主らや知人を集め、各チーム50～100人程度が踊る予定だという。一般の飛び込み参加も受け付ける。投票は一般来場者やメンバーから5日にウェブで受け付ける。投票結果は6日に発表する。チーム対抗に関わらないところでは、岩崎良美さんの曲「タッチ」の新作盆踊りも。5日の大盆踊り大会では、サンプラザ中野くんさんと三好鉄生さんが来場して歌う生歌にのせて盆踊りを踊れる。

　実行委員長の中野さんは「オリジナルで作った盆踊りを踊り継いでいけるものにしたい。伝統も大切にしながら、新しいことも加えてアップデートする。多くの人に盆踊りを楽しんでもらえるのが一番の楽しみ」と期待を寄せる。

　開催時間は、3日・4日（盆踊り大会）＝18時～21時、5日＝12時～、6日＝10時30分～。