食べる

ギョーザ専門店「百老亭 大須本店」が4年ぶり復活 28歳新店主がのれん掲げる

店舗前に立つ新店主の小林利起さんと、前店主の次女である美奈子さん

店舗前に立つ新店主の小林利起さんと、前店主の次女である美奈子さん

  • 27

  •  

 2018(平成30)年に閉店したギョーザ専門店「百老亭 大須本店」(名古屋市中区大須2)が7月28日、4年ぶりに再オープンした。

「たれとラー油が味を引き立てる」(小林さん)という「焼餃子」

[広告]

 1953(昭和28)年に創業した同店。当時の店主、鈴木さんの病気による体調不良から一度は閉店したが、「百老亭のファン」だという小林利起さんがクラウドファンディングで支援を呼びかけ、資金を集めて再び開店させた。

 現在28歳の小林さん。「22歳の頃、大須商店街の居酒屋で鈴木さんと知り合った。それから毎週のようにお酒を酌み交わし、時には百老亭のギョーザを食べながらいろいろな話をした」と振り返る。「百老亭の閉店後、しばらくたって鈴木さんの体力は回復したが、『自分にはギョーザしかない』とつぶやく姿が寂しそうに見えた。鈴木さんの人柄とギョーザの味にほれ込んでいたからこそ、もう一度百老亭を復活させたいと思った」という。

 鈴木さんの次女、美奈子さんの協力を得ながら再オープンの準備を進め、ツイッターでも情報を発信。オープン日までにフォロワー数は1万4000人を超えた。ネット上での反響もあり、現在は毎日完売する状態が続いているという。小林さんは「オープン前から鈴木さんに教わりながら、一緒にギョーザを試作してきた。以前の百老亭の味に限りなく近づけられたと思う」と話す。

 新店舗は、前店舗があった場所の向かい側、以前はギョーザの製造所として使っていた物件を改装した。小林さんが新店主として表に立つが、鈴木さんも厨房(ちゅうぼう)でギョーザを作るという。「小林さんとは年齢が離れていても気が合う。背中を押してもらった」と鈴木さん。

 料理メニューは「焼餃子(ギョーザ)」(10個=550円)、テイクアウト用の「生餃子」(10個=500円)のみ。ドリンクメニューは生ビールやレモン酎ハイ、ソフトドリンク各種を用意する。その場で飲食する場合は「立ち食い」スタイルで、店内に入れる人数は最大15人。

 「ギョーザはモチモチの皮が特徴。手であんを混ぜて皮に包み、一晩置いてなじませている」と小林さん。鈴木さんは「味付けは変わらないが、手作業の工程を増やした。皮は以前より薄めに改良した」と言葉を添える。再オープンの準備期間から仕込んでいたというラー油については、「半年以上熟成させることがこだわり。寝かせることで香りの角が取れて、まろやかになる」とも。

 前店舗の時代からのファンもすでに来店しているといい、「『おいしい』と言ってもらえてうれしい。これから生産体制を整えて、もっとたくさんギョーザを作れるようにしたい」と小林さん。今後、前店舗で提供していた「バリそば」などの料理メニューも増やしていく予定だという。

 「生餃子」は30個からオンラインショップでも販売し、毎週火曜を発送対応日とする。

 営業時間は、月曜・金曜=17時~21時、土曜・日曜=11時~20時(中休みを設ける場合もあり)。売り切れ次第終了。火曜~木曜定休。テイクアウトのみ電話予約を受け付ける(TEL 090-3967-4728)。

週刊みんなの経済新聞 ハッピーニュースアワー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース