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国際芸術祭「あいち2022」開幕 最先端の現代美術が集う73日間

国際芸術祭「あいち2022」が開幕。名古屋市、一宮市、常滑市で73日間にわたり開催する

国際芸術祭「あいち2022」が開幕。名古屋市、一宮市、常滑市で73日間にわたり開催する

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 愛知芸術文化センター(名古屋市東区東桜1)ほかで7月30日、国際芸術祭「あいち2022」が開幕した。

国際芸術祭「あいち2022」オープニングイベント

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 2010(平成22)年から2019(平成31)年まで3年ごとに4回開催された「あいちトリエンナーレ」から名称を変更して行う同芸術祭。「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」をテーマに、32の国と地域から100組のアーティストやグループが参加。名古屋市、一宮市、常滑市で、現代芸術、パフォーミングアーツなど多彩な作品を展示・上演する。名古屋市内は愛知芸術文化センターと有松地区の建物、施設が主な会場となる。

 初日は愛知芸術文化センター10階愛知県美術館でオープニングイベントを開催。片岡真実芸術監督、大村秀章愛知県知事らのテープカットで、73日間の芸術祭が開幕した。

 片岡芸術監督は「輸送費なども高騰する中、作品を送ってもらうより、アーティストにできるだけ来日してもらい、名古屋、一宮、常滑で地元の物を使って制作してもらおうと考えた。日本のアーティストも、会場について深いリサーチをしてくれた。『STILL ALIVE』のテーマの下、いずれの会場も異なる物語を作ることができ、作品のどれもが質が高く、素晴らしいものになった。長い時間をかけて複数回訪れていただけたら」とあいさつ。

大村知事は「愛知県内のさまざまな伝統産業と現代アートのコラボ。ゆっくりと会場を回って、それぞれの地域の伝統文化、産業に触れていただけたら。理屈抜きに、見て、触れて、感じて、そして大いに楽しんでいただきたい」と呼びかけた。

 初日は天候に恵まれ、各会場には多くの来場者が訪れて現代芸術の祭典を楽しんだ。パフォーミングアーツは、愛知県芸術劇場小ホールでトラジャル・ハレルさんのダンス2公演、名古屋市芸術創造センターで「スティーヴ・ライヒ~スペシャル・コンサート」、常滑市の旧丸利陶管で「グレンダ・レオン パフォーマンス」が上演された。

 10月10日まで。

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